/ 2014/12/19
賛否両論が激しい、癖の強い一枚。全体的に暗いため、好みが分かれるようだ。暗いアルバムだが、その暗さが底のない闇のようで、人の心を飲み込む負のエネルギーに満ちている。こんなアルバム、そこらのアーティストにはそうそう作れないよ…。しかも、発売日の2日後に東日本大震災が訪れるという、図らずも日本国民に『絶体絶命』が突きつけられる事態となったのも、時代の寵児となったバンドの運命と言えようか。
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