/ 2018/09/10
じっくり聞き返すと、ジャズ的な要素が多いんですね、クラムボン。変則的な音に時々ハッとします。このCDがリリースされたのは1998年。ボーカル原田郁子の素晴らしい声質は、相対性理論のやくしまるえつこに匹敵する衝撃を世間に与えたと思うんですが、チャートアクションを見るとオリコン圏外で、当時は「誰にも発見されなかった」んですね。でものちに彼女たちが多くの人から支持されるのは必然、というべき音がこのCDには詰まっています。
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