/ 2020/10/06
声質によってバンドサウンドが合うボーカルと合わないボーカルっていうのはもちろんあって、ヨルシカのボーカルであるsuisの声質はバンドサウンドとの親和性がそんなにないんじゃないかなあって思っています。“ただ君に晴れ”が1億回再生を突破したのだって、バンドサウンドがバンドサウンド然とした使い方をされていないのがエモさを生み出していると思うのですよ。“負け犬にアンコールはいらない”や“準透明少年”みたいなパワーロックではなく“ただ君に晴れ”や“冬眠”みたいな方向が合っているし求められている。いい食材は塩で食べるのが最適なように、suisの声はいいアレンジで聴きたいなあと思ってしまいます。
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