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光のなかに立っていてね 銀杏BOYZ

公開日: : 最終更新日:2016/07/20 90~99点, レビュー, 高得点


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95

前作から9年の時を経て、メンバー3人の脱退を越えて発売された、彼らの血と汗と涙と怨恨の結晶。未完成だった雑音は一転、心地よいノイズミュージックへと昇華されており、彼らの成長に感嘆する。それだけに、脱退が惜しい。『愛してるってゆってよね』が流れた瞬間、誰しも「これは本当に銀杏BOYZのアルバムか?」と疑ってしまうほど、以前の彼らとはまったく別次元に成長を遂げている。特筆すべくは、シングル曲や過去曲の大幅なアレンジ。『あいどんわなだい』はバッキバキのテクノポップに、『銀河鉄道の夜』は、円熟した彼らだからこそ奏でられる悲哀に満ちたエレジーに。そして最後のチン中村が奏でるパイプオルガンが、第一次『銀杏BOYZ』の終わりを告げているようで、どうしようもなくやるせない気持ちになる。9年ぶり、メンバーの成長、そして脱退、それらのドラマを統括した、人間劇場のようなアルバム。

 

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