昨年にもホールでの着席鑑賞スタイルのツアー「on the seat」を開催し、コロナ禍の中でも全く止まることのないバンドであり続けてきた、UNISON SQUARE GARDEN。
そのツアーが終了したばかりと言っていいタイミングにも関わらず、今年も早くもツアーを開催。バンドにとって通常営業とも言える、席指定ではあるけれど、立って見ることのできるツアー「Normal」である。
コンセプト通りにバンドにとって通常営業=普段ライブを行う場所であるライブハウスをメインにした今回のツアーはキャパを制限していることによって、ほぼ当日券が出ていた「on the seat」とは対照的にチケットは即完となっていたが、誰しもが1回は見れるようにというバンドなりの救済措置によってか、今回のツアーでは最大キャパとなる、横浜のぴあアリーナMMでの2daysがファイナルに。この日は2日目。
検温と消毒、さらにはスタッフが扉や手すりなどの接触リスクがある会場を消毒して回るという徹底した感染予防スタイルは「on the seat」と変わらず、絶対にライブハウスで感染者を出させない」というバンドの意地や執念を感じさせる。政府の杜撰さによって接触確認アプリは意味があるのかわからないものになってしまっているけれど。
この会場に来るのは11月のBAYCAMP以来であるが、前方がスタンディングブロックだったBAYCAMPに比べると、全席指定で椅子が置かれたこの会場はこんなに広がったのかと改めて思う。その時は全く使われていなかった3階スタンドがこんなに高かったのかということも。
平日にも関わらず18時30分の開演時間というのはある程度は終演を20時までにしないといけないという世の中の状況が続いているかもしれないということを考慮していたのだろうと思うが、まずはイベンターの方による諸注意を告知するアナウンスが流れる。
だいたいはそうしたアナウンスがあるとライブが始まるまではもうちょっと時間が空くことが多いのだが、アナウンスが終わった瞬間にはもうこの広くて天井が高い場内が暗転して、おなじみのSEであるイズミカワソラ「絵の具」が流れて鈴木貴雄(ドラム)、田淵智也(ベース)、斎藤宏介(ボーカル&ギター)のメンバーが順番にステージに登場。田淵の靴が蛍光オレンジであるためか、暗転している中で唯一光るのが少し面白いし、田淵の歩き方の独特さが暗転している中でもわかる。
鈴木のドラムを皮切りに音が鳴ると、曲が始まるでもなく、オープニングセッション的な演奏が展開される。確かにユニゾンはこうしたアレンジをライブで施すことが多いバンドであるが、まさかいきなりとは、と思っているとそのまま「Phantom Joke」になだれ込んでいくというオープニング。さすがツアーを回り続けているバンドとして、スリーピースのバチバチのロックサウンドがスリリングにぶつかり合いながら曲として調和しており、曲の持つ熱量をさらに引き出すようなライブになっていることがこの段階でわかる。天井が広い会場であるがゆえに斎藤のハイトーンなボーカルもこんなに響くのか、っていうくらいによく響く。
SEの段階から観客はみなこのツアーのコンセプトである「Normal」なライブを楽しむように立ち上がっていたが、イントロのギターの音が鳴った段階で腕を伸ばして飛び上がる人がたくさんいたのは「オリオンをなぞる」。アニメ主題歌として一時期まではユニゾンの代表曲的な見られ方をしていた曲でもあるだけに、この曲でユニゾンで出会ったという人が最も多いと言える曲かもしれない。そんな曲でも毎回演奏するわけではないというか、むしろそこまでライブでの演奏頻度が高くないからこそこうして聴けた時の嬉しさも倍増するし、早くも田淵はベーシストとしてリズムをキープしながら、ステージの端の方まで歩いたり踊るようにしながらベースを弾く。それはやはりユニゾンにとってはどんな状況であっても普通のバンドのパフォーマンスだ。
ユニゾンのライブは基本的にはどんなにキャパが大きくなっても演出めいたものはない。(たまーにあるけど)
だからこの日もアリーナワンマンなのにスクリーンすらもないというストイック極まりない、ただただひたすらにバンドの演奏する姿を画面を通してではなくてその目で見て欲しいという思いが伝わるものであるし、キャパ的にもこの会場はスクリーンがなくてもどの位置からでもちゃんとメンバーの演奏する姿が見れるというギリギリのラインをキープしているのだが、そうしたストイックなライブだからこそ、照明の存在がバンドの出で立ちや曲の雰囲気に大きく影響する。
暗めの赤を基調とした照明がグランジ的なギターサウンドを少し不穏に照らす「meet the world time」などはまさにその照明がサビで明るくなることによって曲中の緩急を表しているのだが、斎藤のハイトーンと田淵の低い声が絡む
「メリーゴーランド」
のフレーズなどを聴いていると、この曲をこうしてライブで聴くのはいつぶりなんだろうかと回想してしまう。
かと思えば
「ハロー」
から始まる歌がタイトル通りにライブの始まり的な空気を高めていく「アトラクションがはじまる (they call it “NO.6″)」と、実に油断ならないというか、自分はこのツアーは今回が最初で最後であるので、もしかしたら昨年リリースのアルバム「Patrick Vegee」の曲がメインになるのかもしれないとも思っていたが、この段階でこの後に一体どういう曲が演奏されるのかという予想が全くつかなくなってしまった。
「UNISON SQUARE GARDENです、よろしく!」
というこれ以上ないくらいに簡潔な斎藤の挨拶から、田淵のステップする姿とサビで飛翔するようなメロディがまさに「気持ちいいところ」をついてくる「メッセンジャーフロム全世界」、さらには「コーヒーカップシンドローム」と、2ndフルアルバム「JET CO.」のオープニング2曲を続けるという、「あれ?そういう再現ツアーだっけ?」と思うような選曲。
近年の変態的と言えるくらいに高すぎる演奏力をフルに使いまくった曲に比べるとやはりアレンジ自体はシンプルに感じられるのはメンバーのこの10年での技術の向上と、やれることが増えているということを感じさせてくれるが、そんな中でも鈴木は容赦なく手数を増やすことによって、単なる焼き直しではなく今このツアーでこの曲を演奏する意味を示してくれる。
個人的には「JET CO.」のリリースツアーファイナルだった、今はなき渋谷AXでのワンマンをどうしても思い出してしまうのだが、その前のアルバム「UNISON SQUARE GARDEN」のリリースツアーファイナルの赤坂BLITZ(こっちももうないのが信じられない)まではまだ観客もユニゾンというバンドのライブをどう楽しむかを手探りしている感じだったことも同時に思い出す。
モッシュが起きたりという激しい、いわゆるロックバンドのライブとしての楽しみ方に変わっていったのがこの「JET CO.」の頃だったからだ。でも自分の記憶が正しければだが、当時は斎藤も普通に手拍子をしたりしていたし、確実に鈴木もまだたどたどしいMCをしていた。つまりバンド自身もまだ今のような自分たちの確固たるライブのスタイルを築く前だったのだ。そんな頃の曲を今聴けるというのは実に感無量である。
そうした曲が続いたが故に、近年の曲としての演奏の難しさと曲の展開の面白さをより感じられる、今のユニゾンがどれだけ唯一無二の音楽を作っているスリーピースのロックバンドかというのがわかる「BUSTER DICE MISERY」(歌詞も面白い)から、間奏での田淵のシャウトに観客が歓喜するも、その直後のトロピカルなサウンドのアレンジで1番楽しそうにステージ上を踊っているのがその田淵であるという「instant EGOIST」と、このセトリを組むバンド側も濃ければ、それを待ち構える観客側もやはり濃い。もうどんな曲でも来いと言わんばかりにユニゾンというバンドの曲全てを楽しむ準備ができている。
そんな中でいきなり「10% roll, 10% romance」というシングル曲が特になんの前触れもなく演奏されるのだから、このツアーの選曲会議がどんな形で決まっていったのかというのを公開してもらいたいものである。田淵が上手側まで走ってきたり、逆に下手の端っこの方にしゃがみ込んで最前列の観客を見つめたりする姿に爆笑してしまう側、斎藤は少し声がキツそう(というかこの曲は斎藤じゃなきゃ絶対完璧には歌えないくらいに難しい)な感じもしたが、そこには2daysの2日目という要素は感じられない。あるとするならば破綻しないように全てを絞り出すという心意気であるが、それはそのサウンドを聴くだけで3人全員が有しているものであることがわかる。
「今回、「Phantom Joke」のリリースツアーをやってないよなと思って」
と、斎藤がこのツアーの最初のコンセプトを語り始めたのだが、最新アルバムの「Patrick Vegee」に収録されているとはいえ、「Phantom Joke」は2019年にリリースされたシングルであるだけに、そこまで戻ってツアーやるの!?と思わずにはいられなかったのだが、
「アルバムのツアーとは違ってシングルのツアーはセトリを自由に作れるから。アルバムだったら収録曲12〜13曲をやらなきゃいけないけど。
だから今回のもう一つのテーマは「友達に連れて来られた人殺しのセットリスト」っていうことで、ここからもっと久しぶりな曲をやるんで!」
と斎藤がさらなるツアーのコンセプトを語る。
前述の通りに自分はこのツアーはこの日が最初だったからセトリを把握していないし、ユニゾンファンはリテラシーが高い(そこはメンバーの振る舞いがそうさせているところもあるのかもしれない)ので、ツアーのセトリが回ってきて先に知ってしまうということもないだけに、そのコンセプトをファイナルにして新鮮に受け止めることができたし、そもそもユニゾンはフェスなどでもガラッとセトリを入れ替えるくらいに、どのライブでどんな曲を演奏するのかが実際に見てみないとわからないバンドだ。
だから今回のセトリも我々からしたら到底普通のものではないのだけれど、ユニゾン側からしたらこうしたセトリを組んでツアーを廻るのはきっと普通のことなのである。だからこんな特別に感じられるような内容のツアーのタイトルが「Normal」になっている。
そんな中で演奏されたのは直前に演奏された「10% roll, 10% romance」のカップリングに収録されているという深いところに行く、田淵のthe pillows愛が直接的な形で炸裂した「RUNNERS HIGH REPRIRE」。
もともとはthe pillowsの山中さわおが
「田淵は俺たちのことを好きって言うくせに全然そんな素振りを見せない」
と言われたことによって、なんならカバーするくらいの感じで作ったということが明かされていたが、そうした情報やthe pillowsの「RUNNERS HIGH」という曲の存在を知らなかったら「またライブでほとんどやらないカップリングにこんなに良い曲を入れている」と思われてもおかしくないような曲である。
さらにはタイトル通りの負の感情をまたも真っ赤な照明が増幅するように光る「キライ=キライ」と、「JET CO.」の収録曲を演奏。ここまでやるんならもういっそアルバムの再現ツアーとかをやってもいいのでは、とすら思うが、タイトル通りに
「キライキライキライキライ」
と連呼するサビでたくさんの腕が上がっていたのはメッセージに呼応するというよりはこの曲をライブで聴くことができたという喜びによるものが大きいような。
ほとんど真っ暗と言ってもいいような会場にステージを一点だけ照らすスポット的な照明が自省の念を独白しているように感じさせながら、どうしてもタイトル的に森田童子の曲を思い出さざるを得ない「ぼくたちのしっぱい」は斎藤が口にしていたように「Phantom Joke」のカップリングに収録されているから演奏されたということを考えると今後あまりこうしてライブで聴ける機会がない貴重な曲かもしれないが、シングル曲すらもそうしてあまりライブで演奏されない曲があり、その筆頭曲の一つと言える「流星のスコール」すらもが演奏される。
流星が流れる空をこの広いぴあアリーナの中に作り出すかのような青い照明と、その中に真っ直ぐに伸びていく斎藤のボーカル。
「想い続けて想い続けてさ ここまで来たんだよ
また今度 なんて言葉もあるはず無い 無い 無い から焦る」
という歌詞に思いっきり感情を乗せるようにして歌う斎藤の姿を見て、こうしてこの曲をライブで聴く機会はまた今度あるといいな、なんてことを思っていた。
そんな中で斎藤が鈴木を紹介すると、ワンマンではおなじみのドラムソロへ。これまでのツアーでも様々な手法のドラムソロ(時にはソロと言えないような斎藤と田淵が協力する時もあったが)を展開してきたが、今回はストレートかと思いきや、立ち上がってバスドラだけを踏みながらコートを脱いでそれを後ろに放り投げる。
照明にコートがかかったので後で曲中にスタッフが回収していたが、そのまま立ち上がったままで座った時とほとんど変わらないような強さと速さのドラムを叩いている様を見ると、やはりこの男はとんでもないドラマーだと実感せざるを得ない。
そのドラムソロからイントロへと繋がる形で始まった「パンデミックサドンデス」のアッパーなサウンドが否が応でも終盤戦突入の合図を鳴らす。この日は結果的には「ぼくたちのしっぱい」こそミドルテンポの曲であったが、全体的にはこうしたアッパーな曲が多くなったのはやはり立ち上がった状態で見ることができるライブという今回のツアーの特性を意識したものになっていたんじゃないかと思う。
そんな中で「Patrick Vegee」の中でも異彩を放つタイトルの「スロウカーヴは打てない (that made me crazy)」が披露される。どちらかというと斎藤の方が例え話などでも野球のことを使ったりするが、この曲は歌詞こそそうした野球に絡めてもいるものの、かつて活動していたthrowcurveというバンドへの愛情によって生まれた曲だ。throwcurveはメンバーのナカムラリョウが最近までPOLYSICSのメンバーだったためにその姿を見ている人も多いと思われるが、タイトルからしても曲のサウンドからしても、今のユニゾンからは少し遠い場所になった下北沢のライブハウスの匂いを感じられる曲。それはきっと田淵がそうした会場でthrowcurveのライブを見ていたからだろう。その田淵は間奏で斎藤と向き合って演奏しているかと思ったら斎藤のギターのつまみをいじったりと、さらにパフォーマンスが自由に振り切れてきている。
そうして田淵に目が行きがちになりながらも曲の終わり際にスタッフが素早く鈴木にヘッドホンを装着すると、同期のホーンの音がカラフルに鳴り、照明もたくさんの色がキャッチーさを醸し出す「君の瞳に恋してない」へ。
間奏では田淵が上手側に移動してベースを弾くと、斎藤もそのすぐ横に立って2人で並んで演奏する。なので最後のサビの直前になって2人が揃って各々のマイクスタンドの前に走っていくのが実に面白いが、
「せめて君ぐらいの声は
ちゃんと聞こえるように」
というフレーズの通りに、どんな状況の世の中であってもこうしてユニゾンの鳴らす音=声はちゃんと聞こえるようであって欲しいと心から思う。
前日あたりにニュースを見ていたら、今まさに東京は桜が満開になっている時期であると気象情報で告げられていた。そのことを思い出させてくれる曲が「桜のあと (all quartet lead to the?)」であるが、田淵はドラムセットに登って鈴木と向き合うように演奏したかと思えばステージを走り回ったり、サビが始まる瞬間に大きくジャンプしたりと、こうしてライブをやっているのが1番楽しい瞬間であるということをその身をもって示してくれる。
そんな姿に呼応するかのように、コーラスを一緒に歌えなくても腕を上げたりして、こちらもこうしてライブを見ている瞬間が1番楽しいということを観客側も示す。そんな当たり前のようでいて、1年以上もユニゾンのライブで見れていなかった光景(「on the seat」は全員が座って見ていたから)を見ていたら、なんだか涙が出てきてしまった。こうして普通にライブを楽しんでいるバンドと観客の姿がこんなにも美しいということ。そんな光景をユニゾンが守り続けてきてくれたこと。ユニゾンはかつて「ロックバンドは楽しい」というコピーを掲げたことがあったが、それは今でも変わらない。それがユニゾンにとっての普通であり、このツアーはそんな普通のツアーなのだから。
そんなライブの最後に演奏されたのはやはり「Phantom Joke」のカップリングに収録されている「mouth to mouse (sent you)」。これまたなんでカップリングに?というくらいのキャッチーなメロディの曲であるが、サビでは
「さよならが聞きたいんじゃなくて
また会えると言ってほしい」
と歌われる。それはそのまま我々からのユニゾンへのメッセージである。やっていなかった「Phantom Joke」のツアーでその収録曲がリリース時とはまた違う意味を持って響くようになった。ユニゾンは時代を歌ったり、時代に合わせに行ったことは全くと言っていいくらいにないけれど、だからこそ曲に込められたメッセージが作った時とは違う時代であっても響くような普遍性を持っている。それは今になって聴いた「JET CO.」の収録曲たちがそう感じさせてくれたように。
アンコールを待っていると割とすぐにメンバーが再びステージへ。
「今日でこのツアーが終わっちゃうんだけど、また来週から新しいツアーが始まるっていうのでヒィヒィ言ってます(笑)
それがUNISON SQUARE GARDENの「普通」なんで。
もっといっぱいやりたいけれど、今日はみんなにさっさと帰って欲しいから1曲だけやって帰ります」
と言って最後に演奏されたのは、
「僕が今日も旅に出る理由は 多分君には教えないけれど
届くならlet me sing, let me sing 誰にも触れない歌をずっとね」
と、また新たな旅=ツアーに出て、この3人でしか鳴らせない曲を演奏しにいくという決意を込めて次に向かうかのような「さわれない歌」。
「みんなに届かなくてもいいから いくら嘲笑われてもいいから
願いながらlet me sing, let me sing 誰にも触れない歌をずっとね」
とも最後には歌われるが、ここにいた人、このツアーに来た人、今回は来れなくてもユニゾンの音楽を聴いている人にはこの曲が、こうしてツアーを回り続ける理由がきっと届いている。触れなくても、ずっとその音楽が鳴らされる姿を見ていたいのだ。
帰り際、今までは客席にスティックを投げ込んでいた鈴木がこのご時世ゆえに、山口百恵が引退する時にマイクをステージに置いて行ったように、スティックをステージに置いて行った姿にまで、大きな、暖かい拍手が送られていた。
去年、ユニゾンは配信でフェス形式のライブを行った。その際にライブができなくなってしまったことによる「ロックバンドの生存確認」ということを田淵は口にしていたが、その時は見ることが出来なかった観客の生存を確認するために全国各地を回ったツアーが「on the seat」だった。
そうして自分たちのライブに来てくれる人たちがちゃんと存在していることを確認できた上で、さらにバンドが確認したかったもの。それはユニゾンのライブで楽しそうにしている観客の姿なんじゃないだろうか。
座ったままの状態ではわかりづらいそれも、立ち上がってライブを観ることによって、喜んでる姿も楽しんでいる姿もしっかり確認することができる。我々が見るユニゾンの姿は変わらないが、ユニゾンが見れる景色は変わる。配信や着席という今までとは違った景色ではなくて、今まで見れていた景色を今の状況でも見ることができるのか。そんな「普通」を確認しに行くことが今回の「Normal」だったんじゃないだろうか。
でもやっぱり「Normal」でもありながら、特別なライブになった。だからこれからももっと、この瞬間を楽しませて。
1.Phantom Joke
2.オリオンをなぞる
3.meet the world time
4.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6″)
5.メッセンジャーフロム全世界
6.コーヒーカップシンドローム
7.BUSTER DICE MISERY
8.instant EGOIST
9.10% roll, 10% romance
10.RUNNERS HIGH REPRIRE
11.キライ=キライ
12.ぼくたちのしっぱい
13.流星のスコール
鈴木ドラムソロ
14.パンデミックサドンデス
15.スロウカーヴは打てない (that made me crazy)
16.君の瞳に恋してない
17.桜のあと (all quartet lead to the?)
18.mouth to mouse (sent you)
encore
19.さわれない歌
文 ソノダマン