/ 2025/03/11
前々作の「PANDORA」もこのランキングで3位に選出したという意味ではgo!go!vanillasがどれだけ名盤を生み出しまくっているバンドであるかということが伝わってくるだろうと思うが、2作目で「Chameleon Lights」というタイトルのアルバムを出したのが最大の伏線だったということが今になってわかるくらいにその音楽性をさらに広げたアルバムとも言える。
それは憧れのロンドンに赴いてレコーディングされた(「PANDORA」に「倫敦」という曲があったのも伏線?)先行シングル曲「SHAKE」などに顕著であるが、このアルバムを名盤たらしめているのはそうした今までのバニラズからしたら変化球的な曲の精度が上がったことによって、「Super Star Child」や「Moonshine」というバニラズにとってのストレートと言える曲の威力がさらに増したこと。つまりは大谷翔平のようにスイーパーが決め球になったことによって、ストレートの速さがより生きるようになったということ。変わらないでいるのが美徳というようなロックンロールというシーンから出てきたバニラズは今でもレコードを掘りまくっているメンバーの深すぎる音楽愛によって、ロックンロールバンドとしての存在意義を更新するようなバンドになった。初めてライブを観た時にこんなに凄いバンドになるなんて全く想像していなかった自分の甘さを痛感させられるくらいの名盤。
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