何と言っても先行配信もされた1曲目の「ネコカミたい」である。今のキュウソによる「ビビった」と言えるようなセルフオマージュの嵐である曲だが
「俺らと刻んだ瞬間があんたの中にあるはず
会いに行くいつでも来い 更新しようぜ
俺らとあんたの人生をまだまだ続けていたい
チェンジザワールド ずっと」
という歌詞は当時とは違う、「The band」などを経てきたからこそ、いろんな経験をしてきていろんな人たちに出会ってきた今のキュウソだからこそ作ることができる新たなアンセムだ。その熱さこそがメジャーデビューしてから10年で得てきたキュウソ最強の武器であり、もちろんキュウソらしいユーモアやシュールさを持つ曲も随所にあれど、この曲を1曲目にしたのはメンバーもこの曲が、そうした熱さがこれからの自分たちの軸になることをわかっているからだろう。
意外なくらいに泣けてしまう「エキゾチックアニマル」にヤマサキセイヤの優しさを感じたりしながら到達した最後の「やってみようぜヒーロー」でさらに感動するのは、キュウソがまだまだ上を、前を見てバンドを続けていることがわかるから。面白い関西の兄ちゃんであり、我々のヒーロー。それをライブだけではなく音源でも示してくれた今回の作品は一部の情報によるとメンバーが「ソノダマンが好きそうなアルバム」とも言っていたらしいが、マジで今までのキュウソのアルバムで1番好きな作品になった。だからこそもっと多くの人に届いて欲しいし、自分が紙媒体の責任者だったら表紙にしてる。
/ 2025/03/11