/ 2014/09/26
アジカンのCDジャケットのイラストレーターを務めているイラストレーター、中村祐介氏に「もうアジカンのジャケットは描けない」と言わしめた到達点のアルバムであり心理的ターニングポイント。
これまでのアジカンは地球、これ以降のアジカンは宇宙。「世界!」という叫びは地球への別れ。大気圏を突破するように勢いを増していくロケット。
『ファンクラブ』は『ソルファ』が売れすぎたことに対するカウンターだったけれど、『ワールド ワールド ワールド』は世間の評価に対するカウンター。そして巷のロックンロール論への決別。
ある意味投げやりにも感じるメッセージだけど、ロックだのロックじゃないだの言っている輩にはこのくらいの力で殴ってやれ。
関連記事
JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE 山下達郎
山下達郎の唯一のライブアルバム。1989年ごろのライブの模様が収められたアルバムなんだけど、ほぼ現在の山下達郎のライブと同じ。というか根っこが変わっていない。だから2018年に山下達郎のライブに行って …続きを見る
おいしいパスタがあると聞いて あいみょん
前々作『青春のエキサイトメント』は自分の中の「売れたい」だとか「知ってほしい」という貪欲さが表れたアルバム、前作『瞬間的シックスセンス』はブレイクスルーのギラギラ感が表れたアルバムという感じで、人間の …続きを見る
ghosts My Hair is Bad
My Hair is Badの金字塔的な作品と言えば人によっては「narimi」であり、人によっては「woman's」だったりするだろう。でも今のマイヘアは同じ作品は作れないし、そもそも作る意味もない …続きを見る
Rejoice Official髭男dism
あまり熱心にライブを観たりしているわけではない自分からしたら、Official髭男dismは今や出す曲出す曲が全てタイアップになって大ヒットしているJ-POPモンスターバンドというイメージだけれど、実 …続きを見る