/ 2014/09/26
アジカンのCDジャケットのイラストレーターを務めているイラストレーター、中村祐介氏が「もうアジカンのジャケットは描けない」と言わしめた会心のアルバム。『ワールドワールドワールド』からはじまり、『世界!世界!世界!』と叫んで終わるこのアルバムは、過去のどの作品よりも世界観が一貫している。憲法9条について歌っていたり、世界に対する憂鬱を謳っていたり、そんな現状を打破しようと叫んでいたり、彼らの新たな内面が現れ始めた、ターニングポイントともいえる名盤。
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