/ 2014/09/26
アジカンのCDジャケットのイラストレーターを務めているイラストレーター、中村祐介氏に「もうアジカンのジャケットは描けない」と言わしめた到達点のアルバムであり心理的ターニングポイント。
これまでのアジカンは地球、これ以降のアジカンは宇宙。「世界!」という叫びは地球への別れ。大気圏を突破するように勢いを増していくロケット。
『ファンクラブ』は『ソルファ』が売れすぎたことに対するカウンターだったけれど、『ワールド ワールド ワールド』は世間の評価に対するカウンター。そして巷のロックンロール論への決別。
ある意味投げやりにも感じるメッセージだけど、ロックだのロックじゃないだの言っている輩にはこのくらいの力で殴ってやれ。
関連記事
Battle Hymns The Suicide Machines
スカ色が薄まりハードコア寄りになったThe Suicide Machinesの2nd。
1stのような音を期待すると「あれ?」っと思ってしまうかも知れませんが、スカを欲しなければメロディックなハード …続きを見る
2020 a flood of circle
19位に選出した、佐々木亮介と青木テツによるSATETSUのアルバムは明確に「対コロナ」を意識したアルバムであるということを書いた。タイトルだけ見たらそれ以上に対コロナを意識したように見える本隊のa …続きを見る
ソルファ (2016) ASIAN KUNG-FU GENERATION
過去の楽曲を再構築して録り直したアルバムだと、クラムボンの『Re-clammbon』シリーズがあるけど、このアルバムは過去の楽曲を再構築したわけでも、新しい解釈をして録り直したわけでもない。『ソルファ …続きを見る