/ 2025/03/11
My Hair is Badの金字塔的な作品と言えば人によっては「narimi」であり、人によっては「woman’s」だったりするだろう。でも今のマイヘアは同じ作品は作れないし、そもそも作る意味もない。そんなマイヘアが今年リリースした「ghosts」は今のマイヘアしか作れない作り方でこれまでのマイヘアを刷新したアルバムだ。
サウンド自体はそこまで大きくは変わらないとはいえ、「一母八花」の力強いベースのイントロは3人それぞれの曲作りのやり方が変わったことを示しているし、映画「クレヨンしんちゃん」のタイアップ曲である「思い出をかけぬけて」はマイヘアが初めて明確にその登場人物と物語に寄り添って書いた曲とも言える。マイヘアの代名詞的な歌詞だった、いわゆる赤裸々なラブソングというような曲は今作にはない。でも今の30歳を超えた、様々な経験を経てきた椎木だからこそ書ける曲たちがここにはある。ライブで「ペガサス」を初めて聴いた時の体が震えるような感覚は、マイヘアのライブで初めて感じたものだった。
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