/ 2014/10/14
真部氏・西浦氏の所属していた4人体制の相対性理論の最後のアルバム。
このアルバムが発売されてから2年ほどあとに両氏の脱退が発表されたため、本作には、ネガティブな音が(一聴してわかるようには)入っていないように思う。
だけど「LOVEずっきゅん」のMVの謎が解明された「ミス・パラレルワールド」を収録していることから、これが第一期相対性理論の最後だと決めていたのかもしれない。
このアルバム以降、相対性理論のライブはノイズアンビエントへと倒錯していく。(2014年頃まで)
確かに相対性理論は最初から完成していた。
2014年のノイズまみれのライブを見たときには脱退は失敗だったんじゃないかと思ったが、今思えば必要な一手だった。
たぶん4人での相対性理論はこの先はなかった。
だけど4人での相対性理論もすべて出しきっていた。
4人の相対性理論が相対性理論に向き合って作られている誠実なアルバム。
関連記事
おいしいパスタがあると聞いて あいみょん
前々作『青春のエキサイトメント』は自分の中の「売れたい」だとか「知ってほしい」という貪欲さが表れたアルバム、前作『瞬間的シックスセンス』はブレイクスルーのギラギラ感が表れたアルバムという感じで、人間の …続きを見る
Destruction By Definition The Suicide Machines
Operation Ivy直系のスカパンク。大、大、大名盤のThe Suicide Machinesの1stアルバム。
(これより前にカセットやスプリットで3作リリースしてますが、これが事実上の1s …続きを見る
CHATFIELD HOLIDAY The MAYBELLINES
コロラドはデンバーの男女混合バンド。ジャケからも分かるようにどインディーです。
緩くて素朴でポップでローファイチックで…完全にB級ポップマニア向けですが、全体的にキーボードの音色が強めなのでヘロヘロ …続きを見る