/ 2022/04/07
私は幼少の頃からの野球ファンであり、今でもシーズン中はライブがない日は毎日野球中継を見て、野球ニュースをチェックしている。そういう意味では贔屓球団こそ違うけれど、1番近しい存在だと思っているアーティストが音楽雑誌のインタビューでも延々と野球の話をしまくるくらいに野球マニアなくるりの岸田繁である。
そんなくるりがついに生み出した野球ファンのための(だからこそ野球に興味のないくるりファンは置いてきぼりとも言える)曲がこの「天才の愛」に収録されている、奈良県の名門高校である天理高校の応援歌をくるりなりにパンクにアレンジした「野球」である。
野球界のレジェンドの名前が次々に登場する中でいきなり挟まれる「戸柱」(DeNAベイスターズの現役捕手)にツッコミを入れながらも、「ノムさんありがとう」というフレーズには亡くなった野村克也のことを思い出させてウルっとしてしまうのだが、曲最後のフレーズが「SHINJO」なのはすでにBIGBOSS誕生を岸田は予期していたのだろうかとも今になると思う。これまでに数々の名曲を生み出してきたくるりの中でもどんな曲よりも毎回ライブで聴きたいと思える曲。
関連記事
BBG ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)
2018年4月11日、ついにメジャーデビューするベボガ!。
ぺろりん先生はイラスト投稿で跳ね、グラビアモデルしたり本を出したり、でんぱ組の新メンバーになったりと知名度をあげているが、グループの勢いは …続きを見る
ソルファ ASIAN KUNG-FU GENERATION
AKG最大のヒットアルバムにして初期の大傑作。大ヒットシングル『リライト』を収録したこのアルバムで、彼らは一気に国民的バンドへの道を駆け上った。シングル曲のクオリティの高さはもちろ …続きを見る
A journey to freedom DE DE MOUSE
それは日本の原風景か、それとも見知らぬ国の田舎か、ノスタルジックかつ幻想的なイメージを連想させる電子音楽でクラブミュージックに新しい風を巻き起こしたDE DE MOUSEの3枚目の …続きを見る
JOY~TATSURO YAMASHITA LIVE 山下達郎
山下達郎の唯一のライブアルバム。1989年ごろのライブの模様が収められたアルバムなんだけど、ほぼ現在の山下達郎のライブと同じ。というか根っこが変わっていない。だから2018年に山下達郎のライブに行って …続きを見る
DocumentaLy サカナクション
このころ、サカナクションはアルバムを完成させるたびに恵比寿リキッドルームで爆音視聴会を行なっていて、その模様はUSTREAMで誰しも無料で見ることができた。
ファンはこの場で、はじめてサカナクション …続きを見る
QUIZMASTER NICO Touches the Walls
リリース時と今とではこうしてアルバムのことについて書くことが全く変わってしまった1枚。それはもちろんNICO Touches the Wallsが11月に活動終了を発表したからである。
光村龍哉が「 …続きを見る