10周年の時にベストアルバムをリリースし、新木場STUDIO COASTでツアーファイナルを開催したのがもう5年前かと思ってしまう。
それくらいa flood of circleがひたすらに駆け抜け続けてきたからこそ、この5年間があっという間に感じるのだろう。
15周年を迎えた今年にはリスペクトするアーティストに曲を提供してもらったアルバム「GIFT ROCKS」をリリースし、そのリリースライブや東阪で開催された主催フェス「A FLOOD OF CIRCUS」も含めてコロナ禍の中でも止まることなく活動を続けてきたわけだが、そんな15周年の締めくくりとなるツアーがこの日の千葉LOOKから始まる。
「ベストセット」を掲げたこのツアーはその通りにベストセットリストを組むことが予告され、メンバー自身やかつてのサポートメンバー、ファンなど様々な人のベストセットリストがツイッター上で公開されてきたが、自分が選んだら余裕で100曲を超えそうなだけに、果たしてバンド側がどんなセットを提示するのだろうか。
検温と消毒を経て千葉LOOKの中に入ると、前回来た時はソフトドリンク一択だったドリンク(千葉LOOKはアルコールとソフトドリンクで料金が違う)がアルコールと選べるようになっているというだけで少し感じるものがある。もちろん声は出せないし、立ち位置も床の印の上に立つという形であるが、自分やフラッドが愛する千葉のライブハウスがほんの少しでも前に進んでいるように思える。
開演時間の19時になると、おなじみのSEが流れてメンバーがステージに。HISAYO(ベース)はいつもと変わらないスタイルであるが、渡邊一丘(ドラム)は髪が短く精悍な出で立ちに珍しくツナギを着用しており、青木テツ(ギター)は黒いシャツ、そして佐々木亮介(ボーカル&ギター)はこの日は赤の革ジャンである。
それぞれが楽器を持つと、テツのギターがイントロのフレーズを奏でるのは「ブラックバード」。ある意味ではフラッドの始まりと言ってもいい曲であるだけに、「ベストセット」と銘打ってのライブの1曲目としてこんなにもふさわしい曲もないと思うが、
「未来未来未来未来」
と、独特の亮介のしゃがれたボーカルに渡邊のコーラスが重なるサビのフレーズは、ひたすらに前だけを向くようなメッセージは15年間の活動の中で全く変わらなかったフラッドのスタンスそのものである。この時点で、これまでにさまざまなことがありすぎるくらいにありすぎたフラッドに出会ってからの歳月が頭によぎる。バンドも自分自身もいろいろなことが変わったけれど、一つだけ変わらなかったのは自分がずっとフラッドのライブを見続けているということだ。
そんな「ブラックバード」が最初に演奏されたからこそ、もしかしたらこのツアーのセトリはバンドの初期から徐々に現在に向かっていくというセトリになるのかもしれないとも思っていたのだが、一気に時代がワープする「ミッドナイト・クローラー」へ。今では亮介がともにTHE KEBABSとして活動するUNISON SQUARE GARDENの田淵智也が初めてフラッドの制作に関わった曲という意味では「ベストセット」を掲げたライブに欠かせない曲と言えるが、「ブラックバード」に続けて演奏されることによって、この曲のギターは「ブラックバード」へのリプライズであるということがよりハッキリとわかる。これは間違いなく狙ってのセトリと言っていいものだろう。
続くメンバーが向かい合うようにしてイントロが鳴らされる「博士の異常な愛情」はこのツアーが発表された時にまず間違いなく演奏されるだろうなと思ったのは、8月にこの千葉LOOKと来週に訪れる水戸ライトハウスでの、Large House Satisfactionとの「カントーロード」でこの曲が演奏されていたからであり、実際にその時にライブを見ている時は「何故今この曲?」とも思っていたが、それはこのツアーへの伏線だったと言えるわけである。
すでにここまででテツのギターも、亮介のボーカルも千葉LOOKのキャパであるがゆえにとんでもない爆音ロックンロールであったわけだが、それがさらに加速するのは「Golden Time」という、こうした内容のライブでなかったらなかなか演奏される機会のない曲であり、当時はこの曲がタイトルになっているアルバムもなかなか素直に受け止めることが出来なかった唯一と言っていいフラッドの作品だったけれど、それもまたこの15年間の中での欠かせない歴史だったと思う。(一瞬でバンドを去っていったDuranの存在も)
もう早くもこの序盤から亮介とテツはイントロから間奏までガンガン狭い千葉LOOKのステージの前に出てきて、亮介は自身のモニターに足をかけたりしながら歌うのだが、「泥水のメロディー」で再び時計のハリはインディーズ期まで戻るけれども、亮介の思いっきりリズムを後ろに溜めるようなボーカルスタイルはすっかりベテランと言えるキャリアになった今だからこそのものだとも言えるが、
「生きている!」
というフレーズでの咆哮の鋭さは当時から全く変わっていない。
テツがギターを刻みながら渡邊がダンスビートで曲間を繋ぐと、それはそのまま実に久しぶりの「Human License」のイントロでありビートになっていく。こうした曲が聴けるのもやはり「ベストセット」というコンセプトありきであるが、こうした記念碑的なライブの中で聴くと、今でもこの曲が世に出た時の衝撃を思い出す。この曲で絶対とんでもないとこまでフラッドが行くだろうと思ったことも、そんな曲が亮介が職質をされた時に生まれたというエピソードも。
そうしたこのツアーで演奏されるべき必然性を持った曲たちの中にあって、この曲が入ってくるのかという意外性を感じさせたのは、亮介がハンドマイクになって狭いステージ上を歩き回りながら、
「黒い髪が音になびいて
ベースは走るよ ROLLING」
というフレーズではHISAYOと向き合いながら歌い、
「白いファルコン かき乱して
魂はOVERDRIVING」
というフレーズでは「黒いファルコン」に歌詞を変えながら、まさにそれを弾いているテツと向かい合い、そのギターを指差しながら歌う「I’M ALIVE」である。それは「GIFT ROCKS」という他のアーティストに提供してもらったアルバムの曲であり、リリースとしては最新の作品の曲だからであるが、今や完全に亮介ハンドマイク曲の新たなおなじみの曲になっている。コロナが収束してかつてと同じようなライブの楽しみ方になったら亮介はこの曲で客席に突入して観客の上を歩くのだろうか、とも思うけれども、こんなにもフラッドのメンバーのことを描いたような歌詞を亮介ではなくてReiが書いたというのが驚きである。
ハンドマイクだった亮介が再びギターを持つと、マイクから離れてほぼアカペラ状態で曲入りのフレーズを歌い始めたのは「月面のプール」であるが、それは千葉LOOKの規模だからこそマイクを通さずともハッキリ聞こえるものに感じるけれど、きっとファイナルのZepp DiverCityのキャパになっても変わらずにハッキリと聞こえるはずである。それはこれまでにもそうした光景を何度となく見てきたから。亮介のその肺活量やロックンロールバンドのボーカリストとしての声の響き方を心から信頼している。
そして自分がここまで、こんなにもフラッドが好きなのはこうしたバラード曲が本当に素晴らしい曲ばかりだからだ。衝動的なロックンロールだけではなく、ただひたすらに「本当に良い曲だな…」と思える曲があること。それはルーツにスピッツがいるロックンローラーである亮介ならではのものだろうけれど、こうした曲の存在もフラッドが15年続いてきた理由の一つであることは間違いない。なんなら「月に吠える」や「水の泡」や「SWIMMING SONG」も聞きたかったけれど。
「この前に千葉LOOKに来てから数ヶ月。テツが入ってから5年、この革ジャン買ってから10年。姐さん(HISAYO)が入ってから11年。バンド始めてから15年。でも今日の夜がその中で1番大事」
と亮介は口にしていたが、それこそがフラッドというバンドだ。いつだって今がベスト、今が最強。そんなことを歌った曲もあったが、まさかその曲がベストセットと銘打ったツアーで演奏されないとは。(各公演でセトリが変わる可能性はあるけれど)
「初めて会った時から、今でもずっと!」
と言ってイントロが鳴らされた「I LOVE YOU」は大阪での「A FLOOD OF CIRCUS」でも急遽最後に演奏されたりと、今やライブの締めで演奏されることも多い曲であるが、その曲がこの位置で演奏されるというあたりがまたベストセットのライブであるし、果たしてこのツアーでその締めを担う曲はどの曲になるんだろうかと期待も高鳴る。亮介はやはり
「夜明けが近づく 千葉LOOK」
と歌詞をこの会場のものに変えて歌う。
その千葉LOOKは名物店長のサイトウ店長のキャラの濃さ(普通に今でも接客したりしている)が有名なのだが、先日亮介はサイトウ店長と千葉県出身のミュージシャンたちと東北ライブハウス大作戦のライブハウスへ弾き語りをしに行っている。その際にサイトウ店長が1番狂ってると思ったのは、朝起きてすぐに缶ビールを飲んでいるということであるが、普通に仕事をしている人からしたらあり得ないようなそんなことも、
「そういう人がいた方が世の中面白くない?」
というあたりに亮介のサイトウ店長への信頼が伺える。フラッドのツアーはいつもこの千葉LOOKが初日だ。
打ち上げがあるとそのサイトウ店長にいつもいじられているというテツも、この日は打ち上げがないだけに、
「今日はやり逃げしちゃうぜー!」
と言ってギターを掲げると、渡邊がトライバルなビートを叩き出すのだが、なんとそのテツのギターの音が出なくなり、スタッフたちが慌ててアンプを取り替えたりして修復。その際にすでに始まっていたライブならではのイントロの演奏を止めるのではなく、その演奏を続けることによって繋いでみせるというあたりに、フラッドが15年ずっとライブをやりまくってきた強さを感じた。こうしたことだってこれまでにいくらでも経験してきたはずで、それがバンドをさらに強くしてきた。だから渡邊も焦るテツを見て笑っていたのだし、亮介は
「これ、何回かあるヤバい夜のやつじゃん!初日からこんな夜になるなんてこのツアー最高過ぎる!」
と言った。アクシデントやトラブルが敵ではなく、その日、そのライブだけでしかない要素になる。どのライブもそういうものであるが、フラッドのこの姿はそうしたことをより強く感じさせてくれる。だからきっとこの日ここにいた人たちはこの場面も含めてこのライブのことを忘れることがないはずだ。
そんなアクシデントから復旧してテツのギターの音が出るようになった瞬間の高揚感がより曲自体の持つ壮大さを際立たせてくれる「New Tribe」はやはりこの曲、この曲がそのままタイトルになったアルバムがリリースされた時のことを思い出す。
「生まれ変わるのさ
今日ここで変わるのさ
君を連れてく 約束の地へ
さあ 行こう New Tribe」
というサビのフレーズが新たなフラッドのここからさらに攻めていくという意志を、ロックンロールに振り切れたスタンスを感じさせながら、そこに我々を連れて行ってくれる。そんなことを思った日のことを。そしてそれは今も全く変わってない。これから先ももっと新しい場所へフラッドが我々を連れて行ってくれると信じている。
そんなバンドの姿勢は「The Future Is Mine」でも同じだ。テツが刻む軽快なギターの音と渡邊のリズムはいつだって我々の心も体も飛び跳ねさせてくれるが、ベストセットのライブでこの曲をやるというあたりがフラッドは実に我々ファン心理を実にわかっている。この曲の「未来は俺のもの」というタイトルはこれまでにもあらゆる言葉を駆使してフラッドが歌ってきたことであるが、今の最強のフラッドの最後のピースとなったテツが間奏で前に出てきて身を捩らせながらギターを弾きまくっている姿を見ると、本当に未来はフラッドやフラッドを愛する我々のものだと思える。いつだって、君の目に映る未来を見てきたから。
再び渡邊がトライバルなリズムのドラムを叩き始めると、テツがギターを背中に回して「アワワワワワ」と手を口に当てて発するのはもちろん「Buffalo Dance」のイントロのコーラスであり、奥村大から曽根巧、爆弾ジョニーのキョウスケなどに受け継がれてきたこのコーラスをテツが最後に引き継いだということに、見ていて本当に胸が熱くなる。その姿を見るとそうしたフラッドを支え続けてきてくれた歴代のギタリストたちの姿が浮かんでくるからだ。彼らがいてくれたおかげで、我々はこうしてフラッドのライブを今も見ることができている。
ベストセットというタイトルには欠かせないこの曲もライブで聴くのはかなり久しぶりであるのだが、胸が熱くなるだけではなく、体までも熱くなる、「命をかけたダンス」フロアと客席が化すのはこの曲を持ってメジャーのシーンに打って出て行った当時と全く変わらない。
ここまでも狭いステージながらステップを踏みつつ華麗なベースを弾いていたHISAYOがイントロから重いベースの音を響かせる「Blood Red Shoes」は文字通りにHISAYO自身のステップが歌詞となっているかのようだ。今でこそみんな立ち位置からはみ出すことなく、しっかり今のルールを守ってライブを見ているが、その獰猛なサウンドからはかつてのこの曲演奏時の激しい客席の盛り上がりをも想起させる。それもまたベストセットというこれまでを総括する内容のライブだからであるが、もはやラウドロックンロールというようなこの曲が鳴らされていて我慢できる観客たちは本当に凄いし、ずっとこうやってみんなでフラッドというバンドを守ってきたんだよな、と思う。
そのラウド・ロックンロールという感覚は「STARS」でも同様であるが、「I’M ALIVE」を除くとこの曲が今回のセトリに入っているというのが最も意外と言えるかもしれない。そこまでライブで演奏されてきた曲でもないし、シングルでリリースされた曲でもない。だが、
「だから今1000の夜の向こうへと お前を連れ出しに飛んで来たよ
夜明けを待たないで 明日を迎えにいこうぜ Baby」
という自宅や会社からこうした街のライブハウスまで連れ出してくれる、それがもっとたくさんこうしてフラッドのライブを観にライブハウスに行きたいと思える感覚は、フラッドがずっと歌ってきた「シーガル」にも通じる部分であるということに今になって気づいた。それは同時にこの曲がバンドにとって大事な曲であることにも。
「綺麗なものを大切にして動かないよりも、傷つきながらでも進んでいく方が大事」
という、15年間フラッドのバンドとしての活動理念であったかのような亮介の言葉から、獰猛なバンドのサウンドにメンバーによるコーラスが乗るのは「Beast Mode」であるが、早くも昨年リリースした「2020」(昨年の年間ベストディスクに選出した超名盤)の曲からセトリに残ったのはこの曲だけとなったが、ロックバンドとしての攻撃性の塊のようなテツのギター(この日何回前に出てきて弾いたかわからないくらい)、亮介がエスコートするかのようにHISAYOとともに前に出てきて2人で間奏を演奏。音の凶暴性とは異なり、メンバー全員が本当に楽しそうに演奏している表情を見ると、この15年間は絶対に間違いではなかったなと思える。
そんなフラッドの象徴というような曲であり続けてきたのが「シーガル」であり、「YEAH」というイントロの亮介の叫びに合わせて観客も高くジャンプし、亮介、テツ、HISAYOはイントロから3人揃って前に出てくる。
「明日がやってくる それを知ってるから またこの手を伸ばす」
というフレーズの通りに、明日に手を伸ばすことを毎日続けてきた15年間だった。おそらく15年間の中で最も演奏されてきた曲だろうし、我々ファンも最も聴いてきた曲だろうけれど、飽きることは一切ない。この曲を演奏している時はいつだって、これがフラッドのライブだ、と思える。そんなこの曲をまた亮介がマイクを客席に向けて、観客全員で大合唱できるような未来が少しでも早く来てくれれば、と思う。
「シーガル」が演奏されたということはもうライブの終わりが近づいているということでもあり、実際に「シーガル」が演奏することで終わるライブもたくさんあったけれども、この日はそれではまだ終わらない。
イントロからテツと渡邊が力強いコーラスを歌う、バンドの10周年の象徴として生まれた「花」である。
「届け 届いてくれ 叫び続ける声 花になれ」
という切実な叫びが歌われたこの曲のサビは今でも全く変わらぬ迫力を持って響く。それは10周年の時も、今も全く変わらずにバンドもファンもフラッドの音楽がもっとたくさんの人に「届け 届いてくれ」と願っているからである。その思いがこの5年間でより強くなっているのは、フラッドが10周年の時よりも今の方がさらにカッコいいロックンロールバンドに進化しているからだ。
「すべて失くしても くたばっても
まだ世界は素晴らしい」
まだまだバンドも我々もくたばれない。それはまだフラッドで見たい景色、見に行かなければならない景色がたくさんあるからだ。その可能性が、希望がある限り、こんな世の中や世界であってもやっぱり素晴らしいと思える。今でもこの曲の名曲っぷりも、そこに込めたメッセージも全く色褪せていない。
そうして感動的なまでに完璧な本編が終わると、観客の手拍子に応えてアンコールに最初に登場したのは渡邊1人だけ。
「10周年の時もこうやってアンコールに出てきたらみんな出てこないで1人だけってことがあったな…って出てくるんかーい!」
と他の3人も合流すると、それでも渡邊が着ているツナギの前を開けると、今回のツアーTシャツを着用していることをアピールするのだが、汗をかきすぎているので物販で実物を見て欲しいと語り、その渡邊が叩き出すリズミカルなドラムのイントロによって始まったのはその渡邊のリズムに合わせて手拍子も起こる「世界は君のもの」。
個人的には15年の中で最もライブで育ったのはこの曲だと思っている。それは決してライブではおなじみの曲ではなかったのが、今ではこうしてどんなツアーでもアンコールで演奏されるくらいに大事な位置を担う曲になったから。それは軽快な4つ打ちのリズムによるキャッチーさという要素もあるけれども、やはりこの曲をライブで聴いている時の、世界は我々のものだと思えるような無敵になれるような感覚があるからこそ。
でもその感覚はこの曲だけに止まらない。それは今のフラッドはこの曲の2021年バージョンというような、インディーズ期から共闘してきたバンドのメンバーである田淵智也が託した「まだ世界は君のもの」という曲があるからだ。
「ロックンロールだよな そうだろ?」
というラスサビ前の問いかけのようなフレーズに全力で首を縦に振る。今もこれまでも、フラッドはロックンロールでしかないからだ。そして亮介は最後には
「世界は君のもの」
という原曲の元のフレーズを歌った。このアンコールの時間、間違いなく世界はフラッドとフラッドを愛する我々のものだった。
演奏が終わるとHISAYOと渡邊は笑顔で観客に手を振ってステージから去っていった。あまりに最高な、ベストでしかないこのツアーの始まり。それはきっと各地で少しずつ形を変えながら続いていく。
正直、自分の思うフラッドのベストをセトリにしたらメンバーが倒れてしまうくらいの曲数になってしまうけれど、それくらいにもっと見たい、もっと聞きたい曲がたくさんある。だから千葉だけでなく、いろんな場所に観に行こうと思う。そんな感覚も、15年間のほとんどを見てきたフラッドのツアーで得てきたものだ。改めて、フラッドと一緒に生きてきた人生だったんだなと思えるライブだったし、そんな人生はこれから先もまだまだ続いていく。
1.ブラックバード
2.ミッドナイト・クローラー
3.博士の異常な愛情
4.Golden Time
5.泥水のメロディー
6.Human License
7.I’M ALIVE
8.月面のプール
9.I LOVE YOU
10.New Tribe
11.The Future Is Mine
12.Buffalo Dance
13.Blood Red Shoes
14.STARS
15.Beast Mode
16.シーガル
17.花
encore
18.世界は君のもの
19.まだ世界はきみのもの
文 ソノダマン