/ 2026/02/05
ついにアー写は野田洋次郎と武田祐介の2人だけになったRADWIMPS。その体制になってから今年リリースされた「あにゅー」は一言で言えば「こんなRADWIMPSを待っていた!」というアルバムである。それは先行リリース曲「命題」の段階ですでにわかっていたことであるが、近年はヒップホップやR&Bという要素をバンドに取り入れていた(そもそも登場時からヒップホップ要素は強かったけれど)のが、今作は完全なるロックバンドサウンド。そこには洋次郎がソロ名義などでそうした音楽を作っていることによってRADWIMPSでやるべき音楽が定まった部分もあるのかもしれないが、かつては女々しいラブソング(その名の通りの曲もあるし)が多かったこのバンドが、今は恋愛ではなくて人生を歌うようになっている。バンドとしても様々な別れを経験してきて、きっと洋次郎と武田も個人的にもそれぞれそうした経験をしてきたことだろう。そんなことを感じさせる「筆舌」がことさら沁みるのは、自分が2人とほとんど同じ長さの人生を生きてきたから。今のRADWIMPSは人生を、人間へのラブソングを歌っている。こんなにもこのバンドの歌詞に共感したアルバムはこれまでに他にない。
関連記事
崩壊アンプリファー ASIAN KUNG-FU GENERATION
00年代を代表するバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのインディーズ時代のアルバム。もちろん、のちのアジカンと比べると荒いし青い。でも狭いスタジオでないと生まれない音がある。
高 …続きを見る
ghosts My Hair is Bad
My Hair is Badの金字塔的な作品と言えば人によっては「narimi」であり、人によっては「woman's」だったりするだろう。でも今のマイヘアは同じ作品は作れないし、そもそも作る意味もない …続きを見る
慈愚挫愚 四 – 最高- -真天地開闢集団-ジグザグ
ライブでは完全にコントして披露された「おっかちゃん」から始まるというのも、命様(ボーカル&ギター)の出で立ちとキャラも、完全にそこだけを見たら飛び道具的なバンドだと思っても仕方がないバンド、真 …続きを見る
CRAZY ABOUT YOU MOSHIMO
個人的に「なんでもっと広がらないんだろう?」と思っている最たる存在と言えるバンドである。それくらいにMOSHIMOは今でもライブのキラーチューンである「命短し恋せよ乙女」以降も、このバンドにしか作れな …続きを見る