/ 2020/03/01
今年15周年を迎えた9mm Parabellum Bulletは2019年9月9日に8枚目のアルバム「DEEP BLUE」をリリースした。2年前の前作「BABEL」から引き続き、滝善充が作曲、菅原卓郎が作詞という黄金コンビによって制作されたアルバムであるが、作曲を担いながら誰よりも暴発弾的な暴れっぷりを見せていた滝のライブ活動一時休止というバンド最大のピンチを経験したことによって最も変化したのは卓郎の歌詞だ。
「9mm初の応援ソング」とも言われた先行シングル曲「名もなきヒーロー」に顕著なように、これまでは物語的な歌詞が多かった卓郎の歌詞は直接的に聴き手に語りかけるものになった。それによってタイトル通りに15年目のバンドにして青さが滲み出るものともなったわけだが、その青さは若手バンドが持つ爽やかな青さではなく、いろんなことを経験してきて様々な色が混ざり合った結果として最も視覚的に大きな色となったのが青だったということ。だからただの「BLUE」ではなく、いろんなことがあったからこそ深みを増した「DEEP BLUE」。それは15年目にして新たな始まりを告げる色となった。これからの9mmは大きく変わることはないかもしれないが、ずっと9mmを聴いてきた人たちにこのアルバムの青さと同様に深く愛し続けられていくはずだ。
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