春のARABAKI ROCK FES.をはじめとして、今年もELLEGARDENに会える、ライブを見れる場所はいくつもあるはずだった。もしかしたらそこで初めてELLEGARDENを見れるという人もいたかもしれない。しかし、コロナによって予定されていたであろう2020年の活動は頓挫してしまった。
昨年、アジカンとストレイテナーという盟友バンドたちと回った「NANA-IRO ELECTRIC TOUR」の映像作品がリリースされたことによって、2年前の活動再開以降初めていつでもライブが見れることになったわけだが、この8月の終わりにバンドはまさかの配信を行うことを発表。
とはいえ「配信ライブ」とは書いていないだけに、トークをしてからライブをちょっとやるんじゃないか?という予測も飛び交う状態に。果たして配信ライブを全くやらなそうなバンドの配信とはどんなものになるのか。
配信開始時間の20時になると、画面に映ったのは暗い場所で光るランプ。明らかに夜の野外であることは一目でわかるが、キャンプファイヤーを取り囲むように車座になったメンバー4人が座っている。そう、通常のライブではなくてこれはアコースティックライブだ。ELLEGARDENのアコースティックライブという普通にライブができる状況であれば考えられない形態であるし、おそらくほとんどの人にとっては初めて経験、体験するものだ。
そもそもVIVA LA ROCKのオンラインフェスにMONOEYESが出演した時もアコースティック編成だった。配信という画面越し、さらに無観客という状況なだけに、通常のライブとは違うと言わざるを得ない。その状況で自分たちがやるべきことはなんなのかというところに向き合った結果がこのアコースティック編成でのライブという回答なのだろう。
細美武士ももちろん座ってアコースティックギターを弾きながら歌い始めたのは、全く知らないような、でも確かに知っているような…。それは「BBQ Riot Song」のアコースティックアレンジ。ツービートの、音源で聴いていてもダイバーが続出するのが目に浮かぶようなパンクソングが、夏の炎天下の真っ只中ではなく、何の思い出も記憶されることなく終わっていく今年の夏を彩るように、穏やかに演奏される。普段なら激しくツービートを叩く高橋宏貴も、高速でリズムを刻む高田雄一も引っ張るというよりも支えるような演奏に。そういう意味では生形真一のアコースティックギターのサウンドが最もアコースティックアレンジたらしめている要素と言えるかもしれない。
メンバーの背後には木が乱立しており、これは森の中であることがわかるのだが、その木々には照明がくくりつけられていることで夜であっても明るく見える。おそらくは何もないこの会場をこうしてライブが配信できるように設営したスタッフには敬意の念しか湧かないが、1曲終わったばかりで早くも
「ELLEGARDENでーす」
と細美が挨拶すると、カップに入った酒で乾杯しながら(他の3人は水)、緩々と喋り始める。
細美が言っていた通り、2年前に活動を再開してから、ツアーもやってきたし、フェスにも出てきた。でもなかなか細美以外のメンバーが喋る時間というのはなく、自分自身もライブの最後に挨拶的にそれぞれが一言ずつ喋るのを聞いただけ。だからこそ生形が、高田が(返事するだけというパターンばかりだが)、高橋が、ELLEGARDENの4人が笑いながら会話をしているというだけでどこか感慨深くなってしまう。それは活動休止直前の、明らかにメンバー間の空気が良くない状態でのライブの雰囲気が今でも脳内に残っているからかもしれないけれど。
夏の終わりを感じさせるようなアレンジの「BBQ Riot Song」から続くのは、
「Waiting for the snowy season」
と、さらに次の季節を待つ秋の曲こと「The Autumn Song」。細美の歌い方も原曲の張り上げるというよりも包み込むようなものになっているが、そういう歌い方でこの曲が歌えるようになったのは、the HIATUSを始動してから覚醒したボーカリストとしての力量によるものが大きいというのがアコースティックだからこそよりわかる。ファンの中にはELLEGARDENとthe HIATUSとMONOEYESを比べたり、それぞれのバンドのライブやニュースの時に他のバンドの名前を出されることを嫌がる人もいるかもしれないが、ELLEGARDEN休止後もその二つのバンドのボーカリストとして活動してきたからこそ、かつてよりパワーアップしたボーカルを獲得したELLEGARDENのライブが見れていると思う。それぞれが良い方向に相互的に影響し合っているのだ。
そんな「The Autumn Song」は「Missing」のカップリングという位置の曲である。当時から何度となく「なんでこの曲カップリングなの!?アルバムにも入らない!?」と思ってきた、個人的にELLEGARDEN屈指の名曲だと思っているのだが、細美自身も認めるように、どの曲をシングル表題曲にしたらいいのかわからないという客観性のなさ、それはそのまま戦略性のなさにも繋がることだと思うのだが、それがまたELLEGARDENの魅力の一つであり、我々がバンドを信頼できる要素の一つでもあると思う。とはいえ自分がスタッフだったら絶対にこの曲はシングル表題曲、あるいはアルバムのリード曲にしていただろうけれど。
この日のライブはYouTubeでのスパチャによる投げ銭が採用されていたのだが、その投げ銭について
「ライブハウスが困ってるからとか、エンタメ業界への支援のためとか、そんなの考えるんならしなくていい。ただ俺たちのライブを見て、なんかいいなって思ったらやってくれ」
と細美は語った。確かに支援とかが頭にあると、少しライブを観る意識としては重くならざるを得ない。でもこの日のライブはそういうものではない。だからこその言葉だろう。高橋は自身のYouTubeに上げた動画に、あくまでやり方を確認するという意味で投げ銭をしてみたことがあるらしい。
その高橋が活動再開後に絶対この曲をやるべきだと言って、ずっとセトリに入れてきたというのは「虹」。
細美自身も
「活動休止する前と再開後では歌詞の意味が変わった曲」
ということを認めていたが、
「積み重ねた思い出とか音を立てて崩れたって
僕らはまた今日を記憶に変えていける」
という、今となれば活動休止後にもそれぞれが前向きに歩いていくという意志を示したような歌詞は、
「間違いとかすれ違いが僕らを切り離したって
僕らはまた今日を記憶に変えていける」
という、こうして再び4人が集結するためのフレーズであるかのように続いていく。その4人が顔を見合わせながら、それぞれが鳴らす音を確かめながら演奏していて、高橋はうっすらと目に涙を浮かべている。(細美にも「泣いてるじゃん!」と突っ込まれていた)
個人的には再集結に1番後ろ向きというか、もう一度ELLEGARDENをやろうと思っていなかったのは高橋だと思っていた。休止後に始めたバンドでの活動からはELLEGARDENではない自分にできることを突き詰めているように見えていたし、SNS上での発言からもそう感じていた。もしかしたら我々以上に、高橋自身がこうして4人で演奏している未来がやってくるのを想像できなかったのかもしれない。でもそれはこうして現実になっている。浮かんだ涙がその感慨故であるとしたら、こちらももらい泣きしてしまう。
そんな感傷的な雰囲気の中で細美は急にストレイテナーのホリエアツシの話を始める。昔はホリエくらいしか友達がいなかったと。昨年NANA-IRO ELECTRIC TOURを共に回った盟友ではあるが、昔のホリエは今の穏やかで面白いおじさんというイメージからは想像できないくらいに尖っていた。ライブでも全然喋ったりしなかった。そんなホリエのことを思って作った曲という衝撃の種明かしがされたのは「スターフィッシュ」。
「こんな星の夜は全てを投げ出したって
どうしても君に会いたいと思った」
「こんな星の夜は君がいてくれたなら何を話そうとか」
という歌詞の「君」がまさかホリエだったとは。今では自他共に認めるようにBRAHMANのTOSHI-LOWが細美の嫁となっているが(そもそも細美も去年結婚したけれど)、周りの大人たちを信用できずに尖っていた当時、ソングライター同士として心の内を打ち明けられていた存在だったのかもしれない。
思えばホリエも2005年にELLEGARDENがROCK IN JAPAN FES.のLAKE STAGEのトリをやった時のライブが忘れられないと言い、自分たちもLAKE STAGEのトリを志願したことがある。2人は今に至るまでずっと近くにいたのかもしれない。
1曲演奏するごとに4人によるかつての思い出話を聞けるというのも実に貴重というか、もうこんな機会ないんじゃないかとすら思うのだが、細美は
「2011年に震災が起きて。ボランティアに行った時にいろんな人に歌って欲しいって言われることがあって。こんな俺でもできることがあるんなら、って思ってギターを持って行くようになって。福島の郡山に行った時にたまたまスケジュールが空いたから、HIPSHOT(ライブハウス)のオーナーに「出てもいいですか?」って聞いたらすぐに「いいよ」って言ってくれて。
休止してからメンバーに全然連絡してなかったんだけど、「この曲やっていい?」ってみんなにメールしたら、若干キレ気味に「何言ってんだよ!やってくれよ!」って言ってくれたのが嬉しかった。それを最初から4人でやれるアレンジで」
と言って、震災後に細美がよく弾き語りのライブ時にも歌っていた「Make A Wish」を、細美の歌だけではなく冒頭から4人の演奏で始まるアコースティックアレンジで披露するのだが、思いっきり入りをミスしてもう1回何事もなかったかのようにやり直す。
とはいえ、それぞれがELLEGARDEN以外の活動でも多忙な中で、この日の配信ライブのためだけにこうしてアコースティックアレンジをしてきたのだ。それを考えるとこんなミスはむしろ普段のライブでは見ることができない貴重な場面と捉えることができるし、このELLEGARDENのライブとは思えないくらいに緊張感が全く感じられない空気感故でもあると思う。
その空気感はまるで「メンバー4人でキャンプをしていたらちょっと演奏したくなったからキャンプファイヤーしながら演奏している」という感じすらあるのだが、このバンドにとっては始まりの場所と言えるライブハウス、本八幡3rd stageがこのコロナ禍でなくなってしまったことについても口にする。JR本八幡駅の改札を出てすぐ、総武線の線路の真下。今でも近くを通ると本当にここにELLEGARDENが出ていたんだよなと思うくらいに小さなライブハウス。4人も「またいつか出会えたら」と言っていたが、ELLEGARDEN以外にもPlastic Treeなど、千葉出身のバンドにとってあそこは聖地と言っていいような場所だった。
そんなキャンプ感が極まったのは、高田と高橋がキャンプファイヤーの横で「ドラゴン」という花火に着火し、その間に細美と生形がイントロのギターを弾くという形で始まった「Salamander」。「ドラゴン」ってこんなに早く終わっちゃうんだっけ、と幼少期の記憶を辿ったりしつつも、高田と高橋が着火するや否や走って持ち場に戻るのが実に微笑ましいし、4人とも本当に楽しそうだ。
その「Salamander」はそもそもアコースティックで演奏されるというのが実に意外であったが、それを意外でなくしていたのが木々に吊るされた照明の効果。まるでライブハウスやフェスのステージさながらに真っ赤にメンバーを照らしたりすることによって、ただのアコースティックではなく演奏だけではない演出も含めた、メンバーとスタッフが全員で作り上げるアコースティックライブとしての形になっていく。
夜の野外ということもあって「キレイだな…」と思ってしまうし、実に贅沢だと思うけれど、そもそもELLEGARDENがアコースティックライブをしているという画面に映っている光景自体が贅沢なものなのだ。
とはいえここまでに演奏された曲は活動再開後も毎回のように演奏されてきた曲たち。果たしてアコースティックライブならではの曲は?と思っていると、細美もそのことを口にして、久しぶりの曲と言って演奏されたのはまさかの「Alternative Plans」。
「The Autumn Song」とともに「なんでシングル表題曲じゃないの!?」と思うくらいのカップリングの名曲(「Salamander」のカップリングであり、「ELEVEN FIRE CRACKERS」にも収録)であるが、最後のサビを細美が先走り気味に歌うというミスをやらかしてしまい、演奏後に細美がカメラに向かって全力土下座。だからこそ
「I’m sorry
I never meant to be like this」
という最後のフレーズが謝罪のようにすら聞こえたのだが、次はリアルライブでこの時のリベンジとしてまたこの曲を演奏していただきたいと心から思う。
アコースティックアレンジになることによって、相手に相応しくないことがわかってしまっている曲の主人公の心境がさらに切なく感じる「Marry Me」と、演奏中は感傷によって涙が出てきそうになるのだが、一度曲が終わってMCになると、
細美「昔、スタッフが「赤ワインクラブ」っていうのを作って。打ち上げでも赤ワイン飲むっていう。大阪でライブがあった時の打ち上げに、俺が1人でラジオに出演してから遅れて行ったら、みんな赤ワイン飲んでからトイレで吐いてて、トイレが殺人現場みたいに真っ赤になってた(笑)」
高橋「あの日、2軒目に行ったんだけど、赤ワインクラブの主催者のスタッフがベロンベロンでホテルに戻って、部屋のカードキーを無理矢理鍵穴に突っ込もうとするくらいに酔っ払ってた(笑)」
という過去の思い出話は面白すぎて涙が出そうになるレベル。話している細美は絶えず酒を飲んでいるために明らかにトーンが酔っ払いになってきているし、もしかしたらこうして4人で話すことがこの日のメインなんじゃないかと思うほどに止まらない。
生形のギターが攻撃的な重厚さではなく柔らかい温もりにELLEGARDENの曲をアコースティックとして変換しているというのが実によくわかるのが「Space Sonic」。この夜の森の中で演奏しているのを見ていると、宇宙というよりも異空間のようだ。
この会場が福島県の猪苗代野外音楽堂であることを明かしながら、細美は本来はこの会場のキレイな夕焼けの景色を見せたかったらしいが、金曜日で仕事がある人もたくさんいることをわかっていたからこそ、夜の20時からにしたことを語る。
決してファンファーストというわけではないし、むしろそうした期待よりも自分たちのやりたいことだけをひたすらやってきたバンドである。でも近年の細美はthe HIATUSのライブなどでも客席にいるファンの年齢が上がってきていることに触れたりしている。自分たちのやりたいことを貫きながらも、どんな人たちが自分たちのことを見ているかをちゃんとわかっている。我々は4人を見ては「変わってないな」とも「少し歳を重ねたな」とも思うけれど、メンバーもまた我々のことをそう見ているのかもしれない。
細美が
「松井常松(BOφWY)かってくらいにルート弾きしかしなかった高田がオブリガード使ったりするようになった」
と高田のベーシストとしての成長を噛みしめながらも、アイドルオタクでもある高田と一緒にアイドルのライブに行こうと言い始めると、
「細美さんがチェキ会とかに行くくらいにハマっちゃったら全世界に申し訳がない(笑)」
と全力で拒否する高田。
「細美さんがいたら周りがざわつく」
とも言っていたが、細美自身は
「誰も俺のことなんか知らないし気付かないよ。スタジアムでワンマンやっても、ほとんどの人は俺のことなんか知らない。でも俺はそういうところを目指してやってきた」
というのは確かにその通りだ。ロックファンの中では神格化されてると言ってもいい細美も、お茶の間には存在が全く浸透していない。甲本ヒロトや藤原基央はもう少し浸透しているだろう。そんな雑音が必要以上に入ってこないような立ち位置にいることができているから、今でもギター一本持って全国を飛び回ることができる。そんな立ち位置にいる存在は他に思い浮かばない。
この日、4人は様々な思い出話をしていたが、個人的に最も嬉しかったのは、かつてマキシマム ザ ホルモンとB-DASHとともに雪の降る北海道を回っていた時の話。
「みんなで雪合戦して、帰りにB-DASHのGONGONを1人だけ部屋の中に入ってこれないようにしたの。ホルモンのナヲとかは優しいから「もう入れてあげようよ〜」って言うんだけど、普通ならキレるくらいに長く入ってこれないようにしたのに、いざ開けてみたらGONGONが、
「ほい、雪玉〜」
って全く怒ることなく雪玉を渡してきて(笑)
あいつは本当に天使だなって。B-DASHも解散しちゃったけど」
と、同じ時代を生きてきた人にとっては間違いなく青春の一つであるバンドのB-DASHのことを4人が今でも忘れるどころか鮮明に覚えていて、その存在を大事に思っていたこと。もしB-DASHが今もまだ続いたいたら、ELLEGARDENとまた対バンしたりする未来が待っていたかもしれないけれど、僕らの歩いていく道はアスファルトなんかじゃない、とばかりにラストライブをやることもなく突然解散してしまったというのもまたB-DASHらしかった。
高田はそんなGONGONとオリジナル曲をやるバンドを組んでいるらしいが、名前がBBイコールというAA=の丸パクリであるという時点で全くオリジナルではないことを突っ込まれていた。
「なんでバレたんですかね?」
と高田はしらばっくれていたが、細美がYouTubeを見ていると関連動画にBBイコールが上がってきたことによって発覚したらしい。
そうしてB-DASHやホルモンと一緒にツアーをしていた当時にも演奏されていた「ジダーバグ」もアコースティックだとやはり質感は全く変わる。
「いつだって君の声がこの暗闇を切り裂いてくれてる」
という、普段ならば背中をドンと押されるようなサビのフレーズも、この日はそっと肩に手を置いてくれるような優しさに満ちている。それこそが翌日からの生きていくための活力になっているのが自分でもよくわかる。今まで数え切れないくらいに背中を押してきてくれたこの曲がこんな響き方をするなんて。本人たちも言っていたように、アコースティックというのはこういう状況だからこそだが、いつか配信という画面越しではなくてリアルな形でのライブでアコースティックでのライブも見てみたい。10年も待っていたんだから、これから先何年だってその日が来るのを待てると思う。
当初からこの配信は90分という時間設定を決めていただけに、そろそろ細美の酔っ払い度合いも限界を迎えてきたことによって、あっという間に最後の曲に。それぞれが一言ずつ見てくれている人へのメッセージを口にすると、最後に演奏されたのは「金星」。
2008年、活動休止直前にロッキンの大トリとして出演した時に最後になるべく演奏したのがこの曲だった。結果的には
「しんみり終わるのは俺たちらしくないよね!?」
と言って「Surfrider Association」を追加したけれど、
「この夜が終わる頃 僕らも消えていく」
というサビのフレーズはあの日はバンドの終わりのメッセージとして涙を堪えることができずに聞いていた。
でも今はそのフレーズよりも、
「最後に笑うのは正直なやつだけだ」
という歌い出しのフレーズこそがバンドのリアルとして響く。まだ全然最後じゃないけれど、メンバー4人が笑い合いながらELLEGARDENとしてライブをしていて、我々はその姿を見ることができているから。
演奏が終わると、終演SEの「My Favorite Song」とともに、画面にはメンバーやスタッフの名前が流れるエンドロールが流れた。こんなにもたくさんのスタッフがこの90分のために集まって、力を費やしていたのかと驚かざるを得ないくらいのスタッフロールの長さ。
最後には
「次にまた会える日までお互い頑張りましょう〜!」
というメンバー、スタッフ一同からのメッセージが。実にシンプルかつストレートだけれど、このライブを見たからこそ、心から頑張ろうと思える、そんなメッセージだった。
2008年の活動休止前に見た時は「もう2度と見れないんだろうな…」って思っていた。10年経ってスタジアムワンマンや、ずっと一緒に戦ってきた仲間たちとのツアーが観れて、こうして4人で笑いあったり花火をしている姿を観れている。長生きするもんだな、と今のELLEGARDENは教えてくれる。
「大人な音楽をやるようになるのはまだ先でいい。もうひと暴れしに行こうぜ」
我々の好きな音楽とバンドはまだまだ終わらない。
1.BBQ Riot Song
2.The Autumn Song
3.虹
4.スターフィッシュ
5.Make A Wish
6.Salamander
7.Alternative Plans
8.Marry Me
9.Space Sonic
10.ジダーバグ
11.金星
文 ソノダマン