/ 2021/01/03
先行シングルだけではなく、配信で次々に新曲をリリースできるようになった昨今、その曲たちをまとめたアルバムというものも多い。マカロニえんぴつの「hope」も曲タイトルだけを見るとそう思ったとしてもおかしくないようなアルバムである。
それこそ「Supernova」や「恋人ごっこ」のような先行配信曲から、「レモンパイ」「ブルーベリー・ナイツ」「ヤングアダルト」という昨年リリースのミニアルバムなどに収録されていた曲まで。その情報だけを見ると近年の活動をまとめたようなシングル集的な、ある意味では新曲の少ないアルバムのように映るが、そうした先行リリース曲たちがまるでこのアルバムのこの曲順に収まるために作り出されたかのようにハマっている。そしてそれらが全て2020年を代表するグッドミュージックとして融和している。これをもし狙ってやっていたのだとしたら本当に恐ろしいバンドである。
2年前に自分はこの企画の中でマカロニえんぴつを新人王に選出した。その時点ですでに新人とするには失礼なくらいにライブシーンを席巻しつつあったが、今やこのバンドはそこすらも飛び越えてお茶の間までも巻き込もうとしている。コロナがなければ今頃はアリーナすら…と思ってしまう代表格バンド。
関連記事
Convicted Cryptic Slaughter
ハードコアとメタルが融合した80年代クロスオーヴァーの中でも異質中の異質なCryptic Slaughterの1st。速いという次元を余裕で超えているドラミングはもはやギャグレベル。しかもそれほどテク …続きを見る
サンボマスター究極トリビュート ラブ フロム ナカマ サンボマスター
2016年の銀杏BOYZの「きれいなひとりぼっちたち」もそうだったが、トリビュートアルバムをこうしたランキングに入れるのはやや反則かもしれない。それはある意味ではベストアルバム的な選曲になるのが当たり …続きを見る
Hello my shoes 秋山黄色
シングルはもちろん、このベストディスクにはあまりミニアルバムを入れない。それは意図的にそうしているというわけではなくて、良い曲が5曲入っているミニアルバムよりも15曲入っているフルアルバムの方が評価は …続きを見る