/ 2022/04/07
先行配信曲やEPに収録されていた曲だけでも「正しくなれない」「お勉強しといてよ」「勘ぐれい」「暗く黒く」「MILABO」「低血ボルト」と凄まじいまでのキラーチューンが揃った、ずっと真夜中でいいのに。の2ndフルアルバム。
もはやACAねが歌の精霊と化しているライブでは「秒針を噛む」「脳裏上のクラッカー」「正義」「勘冴えて悔しいわ」というこれまでの代表曲が演奏されない時すらあるくらいに次々に自身のキャリアを更新してきているわけであるが、1stアルバムの「潜潜話」もそうであったように、先行EPなどを聴いた時の期待値の高さからすると、アルバムで初収録された新曲がそこまでではないというのがこの順位になってしまっている。もちろんフルアルバムに同じタイプの曲ばかり収録されていても仕方がないのだが、ライブがあまりに圧巻すぎるだけに、そこが少し物足りなさを感じてしまうところでもある。そこを超えてきたアルバムが生まれたら年間1位も充分あり得る存在。
関連記事
BLAST OFF! THE BAWDIES
ビックリするくらいにコロナ禍の影響を感じさせないアルバムだ。それはそうなる前にすでに制作が始まっていたということもあるだろうけれど、それ以上にどんなことがあろうが、どんな世の中だろうがTHE BAWD …続きを見る
少年キッズボウイ 1 少年キッズボウイ
このアルバムの収録曲6曲(CD版のボーナストラックを入れると7曲)のうち、5曲は既発曲。もう1曲の「イン・ザ・シティ」もライブでは何回も聴いている。そういう意味ではまっさらな新曲というのは入ってないし …続きを見る
東京 SUPER BEAVER
昨年にも名盤としか言えないような、それでいてこのバンドでしか歌えないメッセージが音楽に落とし込まれたアルバム「アイラヴユー」をリリースしているSUPER BEAVER。その曲たちを鳴らすライブも数多く …続きを見る
Bedroom Joule [ALEXANDROS]
このコロナ禍で、がリモートで作り上げたアルバム。既存曲のアンプラグドアレンジが中心。
コロナの時代のせいか、世間は今、シリアスすぎる音楽を求めていない気がします。心に迫るような計算され尽くした音楽で …続きを見る