/ 2025/03/11
セルフタイトルアルバムにして、ジャケットにもメンバー4人の姿が映っているということからも勝負のアルバムであることが伝わってくる。それは初のメジャーからのアルバムであり、人気アニメ「アンダーニンジャ」タイアップ曲「秘密」という最も世の中に届いた曲が収録されたアルバムでもあるから。実際に1曲目の「LOVE」のあまりに強すぎる乾いたスネアの音だけでもその気合いは溢れんばかりに伝わってくるのだが、そのドラムを叩いていたスーパードラマー・細川千弘はこのアルバムとツアーをもってバンドを去った。そういう意味ではこの4人でKOTORIだったということを示しているアルバムでもある。でもまだKOTORIは続いている。細川も違う場所でドラムを叩いている。間違いなく集大成でもあり一つの終わりでもあるけれど、それでもまだ通過点だったと後に絶対思えるようなアルバム。
関連記事
JAPAN the telephones
the telephonesの「JAPAN」をROCKIN'ON JAPANのNEW COMERのコーナーで知った。そこに写っていたアー写はいかにもはしゃいでいるというか悪ノリしまくっている若者のよう …続きを見る
demonstration サカナクション, ダッチマン
サカナクションの前身バンド・ダッチマンが2001年に発売したアルバムです。サカナクション結成の4年前ですね。
“セントレイ”、“アルクアラウンド”、“アイデンティティ”のもとになった曲や“セプテンバ …続きを見る