/ 2025/03/11
某音楽雑誌では年間ベストディスク1位を獲得したのがこの米津玄師「LOST CORNER」である。タイアップとして耳馴染みがある曲も多いだけにそうした大ヒットシングル曲をまとめたプレイリスト的なアルバムにすることもできたはずだが、さすがそこは現在の音楽業界最大の天才・米津玄師である。既発曲に加えてアルバム用の新曲も含めて全20曲というボリュームによって、この20曲で一つの流れを作る作品になっている(今回もめちゃくちゃ丁寧に取り扱わざるを得ないような高級感溢れる初回盤のアートワークやパッケージも含めて)
ただ自分は「diorama」「YANKEE」「Bremen」という米津玄師の初期3作のアルバムを全てこのランキングで1位に選出しているというくらいに米津玄師へのハードルが上がりまくっている。何ならその3作は人生においてのベストアルバムにすら間違いなく入ってくるとさえ思っている。そういう意味では既発シングル曲でこれぞ!という曲があまりなかったのもまた事実。それでも今も自分が最も現在最大の天才だと思っているのが米津玄師であるということも事実であることを示している作品でもある。
関連記事
PROVOKE [ALEXANDROS]
ある意味では近年リリースしてきたEP群に収録されてきた曲たちを中心にコンパイルした、2023年以降のバンドのベスト的な内容の作品だと言える。だからこそこのアルバムには実験的な曲と言えるような「Boy …続きを見る
So kakkoii 宇宙 小沢健二
2010年代の後半って、コーネリアスだったり、岡村靖幸だったり、寡作なアーティストが久しぶりにアルバムを出したりして。そんななかに小沢健二ですよ。皆さん共通して、この時代にアルバムを出すべきだ! と感 …続きを見る
GO TO THE FUTURE サカナクション
かつて、「サカナクションの音楽はなぜノれるのか」という問いに対して『ROCKIN'ON JAPAN』の山崎洋一郎は「四つ打ちだから」という解を出した。
サカナクションの音楽は、四つ打ちだと意識して聴 …続きを見る
夜にしがみついて、朝で溶かして クリープハイプ
こんなにも歌詞カードを見ながら聴きたいと思うアルバムは今年他にない。何と発音しているのかはハッキリとわかるのだが、そこにどんな漢字が当てられているのか、それによってどんな意味を持った文章になっているの …続きを見る
瞬間的シックスセンス あいみょん
今の中高生にとってのあいみょんって、今の30過ぎにとってのBUMP OF CHICKENみたいなものだと思うのです。miwaやコレサワのキラキラした歌声とは一線を画すミックスボイスのような理想的な声質 …続きを見る
Good Night Mare 秋山黄色
おそらくはこのアルバムを引っ提げたツアー「NON-REM WALK TOUR」に参加したかどうかによってかなり評価が変わるアルバムだと思っている。もちろんツアーに行ってない人からしても良いアルバムだと …続きを見る