/ 2025/03/11
My Hair is Badの金字塔的な作品と言えば人によっては「narimi」であり、人によっては「woman’s」だったりするだろう。でも今のマイヘアは同じ作品は作れないし、そもそも作る意味もない。そんなマイヘアが今年リリースした「ghosts」は今のマイヘアしか作れない作り方でこれまでのマイヘアを刷新したアルバムだ。
サウンド自体はそこまで大きくは変わらないとはいえ、「一母八花」の力強いベースのイントロは3人それぞれの曲作りのやり方が変わったことを示しているし、映画「クレヨンしんちゃん」のタイアップ曲である「思い出をかけぬけて」はマイヘアが初めて明確にその登場人物と物語に寄り添って書いた曲とも言える。マイヘアの代名詞的な歌詞だった、いわゆる赤裸々なラブソングというような曲は今作にはない。でも今の30歳を超えた、様々な経験を経てきた椎木だからこそ書ける曲たちがここにはある。ライブで「ペガサス」を初めて聴いた時の体が震えるような感覚は、マイヘアのライブで初めて感じたものだった。
関連記事
ファンクラブ ASIAN KUNG-FU GENERATION
今までのポップなアルバムとは一転。内向的で陰鬱な雰囲気に面食らうと思う。しかし、聞けば聞くほどにただ内向的なだけではないことがわかっていく。
私もこのアルバムの真の良さが理解でき …続きを見る
少年キッズボウイ 1 少年キッズボウイ
このアルバムの収録曲6曲(CD版のボーナストラックを入れると7曲)のうち、5曲は既発曲。もう1曲の「イン・ザ・シティ」もライブでは何回も聴いている。そういう意味ではまっさらな新曲というのは入ってないし …続きを見る
NEW! the telephones
再生して1曲目「Here We Go!」が流れ出した瞬間、ここから新しいthe telephonesが始まっていくんだなという確信に満たされる。活動休止前の「Bye Bye Hello」以来、実に5年 …続きを見る
Hello my shoes 秋山黄色
シングルはもちろん、このベストディスクにはあまりミニアルバムを入れない。それは意図的にそうしているというわけではなくて、良い曲が5曲入っているミニアルバムよりも15曲入っているフルアルバムの方が評価は …続きを見る