/ 2014/09/28
アジカンのフロントマン、後藤正文氏がインタビューで「一番好きなアルバム」と語っている本作。このような点数を付けるのは大変心苦しいが、残念ながら65点とさせていただいた。『江ノ電』という明確なコンセプトがあり、力の抜けた良作なのだが、力が抜けすぎている気がしないでもない。大衆向けではなく、自分たちのやりたいことに舵を切ると、このような作品になるのだと思った。如何に今までのアルバムが大衆向けにアレンジされているかよくわかりました。「できればこれからも、大衆向けの方向でお願いできましたら幸いです。そして、大衆向けに作ることに疲れたら、その時にまたこのようなコンセプトアルバムをお願いします」と言いたくなる作品。
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