/ 2014/09/28
解散の危機と震災を乗り越え、「なにがなんでも出すんだ!」という思いで作られた渾身のアルバム。心境の変化もあったのか、今までのアジカンとはまったくテイストが違い、ファンクラブとは一味違う、ヌメっとした暗さが付きまとうアルバムとなっている。残念ながら、私にはその暗さが合わなかった。そして、クオリティが高い曲と低い曲が極端に分かれているように思う。クオリティの高い曲はとことん高い。ファン投票9位にランクインした『それでは、また明日』は、『皆が求めるアジカン像』をそのまま曲にしたような、素晴らしい名曲。
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