/ 2020/06/10
第5期 禁断の多数決の始動とともに発表された既発6曲に、新曲2曲を加えたアルバム。
Youtubeやストリーミングで1曲ずつぶつ切りで聴いていた時には気付かなかったんですけど、
第5期の楽曲は「オケ」と「ボーカル」が同じラインで作られているんですね。
ボーカルのためにオケがあるんじゃなくて、オケを構成する一つの要素として、ギターやドラムと同じように歌声が入っている。
だから、第5期 禁断の多数決は歌詞だけでなく曲もこれまでとはモードが全然違ったんだなあと改めて痛感しています。
アルバムって、CDプレイヤーで聴いていた世代の人たちは、最後の曲まで行ったら自動で1曲目に戻って繰り返し聴くじゃないですか。
でもこのアルバムに関しては、最後の“Fifth Reformed”で終わるべきなんだなあと思います。
映画を見終わった後に、またすぐ同じ映画を冒頭からリピート再生するひとがいないように、
このアルバムは“Fifth Reformed”で終わるべきなのでしょう。
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