/ 2020/06/10
第5期 禁断の多数決の始動とともに発表された既発6曲に、新曲2曲を加えたアルバム。
Youtubeやストリーミングで1曲ずつぶつ切りで聴いていた時には気付かなかったんですけど、
第5期の楽曲は「オケ」と「ボーカル」が同じラインで作られているんですね。
ボーカルのためにオケがあるんじゃなくて、オケを構成する一つの要素として、ギターやドラムと同じように歌声が入っている。
だから、第5期 禁断の多数決は歌詞だけでなく曲もこれまでとはモードが全然違ったんだなあと改めて痛感しています。
アルバムって、CDプレイヤーで聴いていた世代の人たちは、最後の曲まで行ったら自動で1曲目に戻って繰り返し聴くじゃないですか。
でもこのアルバムに関しては、最後の“Fifth Reformed”で終わるべきなんだなあと思います。
映画を見終わった後に、またすぐ同じ映画を冒頭からリピート再生するひとがいないように、
このアルバムは“Fifth Reformed”で終わるべきなのでしょう。
関連記事
サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態 NUMBER GIRL
重み。
これだけだと自分の自己満足が過ぎるので補足。
ある意味において天下を取ったアーティストがそのアーティスト生命を燃やし尽くしてたどり着いた境地。その解散ライブ。発する音、声、MC …続きを見る
東京 SUPER BEAVER
昨年にも名盤としか言えないような、それでいてこのバンドでしか歌えないメッセージが音楽に落とし込まれたアルバム「アイラヴユー」をリリースしているSUPER BEAVER。その曲たちを鳴らすライブも数多く …続きを見る
Just A Boy LONGMAN
愛媛県のスリーピースパンクバンド、LONGMANのメジャーデビューアルバム。パンクバンドのメジャーデビューは割とインディーズで早い段階から話題になってそのままメジャーへ、というパターンも多いが、このバ …続きを見る
KOCKY JSOU VRZENY DELIWERY
これは珍しいチェコ産パンク。さすがというかなんというかUKともUSとも違う独特のノリは聞く人を選ぶかも。とにかく一曲目がすごくて、メロコア的スピード感に情緒溢れる女性ボーカル。そして縦横無尽に鳴り響く …続きを見る