/ 2021/01/03
リリース前、2019年からライブで「Welcome to 西宮」と「冷めない夢」をすでに演奏しており、その段階で「この曲たちが収録されるアルバムは素晴らしいものになるんじゃないだろうか」という予感を抱かせていたが、初期曲の再録もありながら、ミニアルバムであってもその期待を全く裏切らなかった、キュウソネコカミ。
「華麗なる飯」「戯我浪費」というキュウソならではの視点による、思わず笑ってしまうような曲もありながらも、やはり突出しているのは「冷めない夢」の名曲っぷり。COUNTDOWN JAPAN 19/20のメインステージでの年越し時にも感動的な瞬間を生み出した曲であるが、この曲の存在がキュウソがどんなバンドなのかという真価を物語っている。それがあるから、これからこのバンドはもっと凄い曲を生み出して、もっと凄いバンドになると確信できる。バンドやファンの未来に繋がるミニアルバム。
関連記事
A journey to freedom DE DE MOUSE
それは日本の原風景か、それとも見知らぬ国の田舎か、ノスタルジックかつ幻想的なイメージを連想させる電子音楽でクラブミュージックに新しい風を巻き起こしたDE DE MOUSEの3枚目の …続きを見る
永遠市 amazarashi
ほぼメディアに出ないために追っているファン以外には伝わっていないだろうけれど、実はamazarashiの2023年は色々あった。それを経ての、というかそんな中でも届けられた新作「永遠市」は「下を向いて …続きを見る
FOREVER DAZE RADWIMPS
何かとRADWIMPSのファンとしては心中穏やかではいられない1年だったが、そんな中でもRADWIMPSはコロナ禍になったことを受けた楽曲を精力的にリリースしてきた。その中にはミュージックステーション …続きを見る
The Dead 60′s The Dead 60's
「いつまでも古い価値観に拘ってんじゃねぇ!」という意味が込められたバンド名から分かるように
世の中に言いたいことありまくりなパンク的姿勢を持ったリヴァプール出身の4人組1stアルバム。
肝心の音の …続きを見る