/ 2023/06/16
そもそもがコロナ禍以降のロックシーンを代表するアンセムである「閃光」と「Rock The World」が収録されているということからして名盤確定なアルバムであり、サトヤス勇退からのリアドが正式メンバーとして加入して初めての、新生[Alexandros]としてのデビューアルバムでもある。
だからこそ並々ならぬ気合いが入っているというのは全方位に向けてメンバーが影響を受けてきたであろうジャンルやサウンドが取り入れられた幅広さからもわかるのであるが、リリース直後の夏フェス出演時には早くもこのアルバムの収録曲をほぼ全曲演奏していた。数々のフェスにおけるアンセムを持つこのバンドがその曲たちを演奏せずにこのアルバムの曲を演奏した。それは「今やりたいのがこの曲たちだから」というロックバンドとしての正しい本能によるものであり、やるからにはワンマンかと思うほどのあらゆる演出を用いて見ている誰もの度肝を抜くような完成度で鳴らす。その姿はロックスター以外の何者でもなかった。その位置を狙い、担い続けてきたこのバンドはこのアルバムでそれを不動のものとしたのだ。このバンドは、このアルバムを聴いている我々は、ちょっとどころかもっと強くなれる。
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