/ 2021/01/03
昨年フルアルバム「潜潜話」をリリースしているが、その先行作としてリリースされた「正しい偽りからの起床」「今は今で誓いは笑みで」という2枚のミニアルバムで感じた期待度からすると、年間ベストクラスのアルバムになるんじゃないか?という予想からはやや物足りなく感じてしまうものだった。
それはミニアルバムに収録されていた曲のクオリティがあまりにも高すぎるからでもあるのだが、この今年リリースのミニアルバム「朗らかな皮膚とて不服」もミニアルバムだからこそ1枚トータルでのバランスを考えることなくひたすらに強い曲を入れることができるという意味でこれでもかというくらいに全曲がずとまよでしかないくらいに音の情報量が詰め込まれまくったキラーチューンの応酬っぷり。
そうなると2月にリリースされることが発表されている2ndフルアルバム「ぐされ」への期待が高まるところであるが、すでにそこに収録される「暗く黒く」「勘ぐれい」「正しくなれない」という曲が次々に発表されているだけに、1stアルバムで感じた物足りなさを今回は上回ってくるのだろうか?
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