/ 2022/04/07
ビックリするくらいにコロナ禍の影響を感じさせないアルバムだ。それはそうなる前にすでに制作が始まっていたということもあるだろうけれど、それ以上にどんなことがあろうが、どんな世の中だろうがTHE BAWDIESがやることは変わることがないという強い意志の表明でもある。
2年前の「Section #11」が自他共に認める最高傑作と言えるくらいに素晴らしい内容だったのだが、ロックンロールで突っ走るというスタイルだったあのアルバムとは変わり、THE BAWDIESのロックンロールを貫きながらもポップさを感じさせるような曲も多く収録されているのがこれまでのアルバムとは違う部分と言えるだろうか。
その極地が最後に収録された「END OF THE SUMMER」。コロナによる影響を全く感じさせないと冒頭で書いたし、メンバーもその意識で作ったと思われるが、コロナに翻弄された聴き手としてはどうしても2019年までの夏の光景を思い出してしまう。THE BAWDIESがやることは変わらないけれど、ステージから見える景色は変わってしまった。ワンマンでもTAXMAN(ギター)はビールを飲まなくなった。それは我々と一緒にTHE BAWDIESがかつての景色を取り戻しにいこうとしているということだ。それが戻ってきた時に鳴らされていて欲しい12曲が収められたアルバム。
関連記事
DIARY KEY Base Ball Bear
自分はBase Ball Bearのメンバーがまだ20歳くらいの時からずっと音源を聴いて、ライブに通っている。(知った時はまだ下北沢のインディーズバンドだった)
そうしてずっとベボベを追いかけ続けて …続きを見る
「Sun Dance」「Penny Rain」 Aimer
何度かライブを観ているけれども、自分はハッキリとしたAimerの顔がわからない。それは大きな会場でのライブになると設置されているスクリーンには彼女の顔が映されることはないというミステリアスなイメージを …続きを見る
GIFT ROCKS a flood of circle
今年でバンド15周年を迎えたa flood of circleがそれを祝ってリリースしたのは、フラッドと互いにリスペクトし合うアーティストに書いてもらった曲をフラッドが演奏するという、変わったタイプの …続きを見る
Chedder Flavor WANIMA
パンクシーンだけに留まらない支持を得ながらキャリアを重ねてきたパンクバンドは支持だけでなくサウンドもパンクに留まらないものを得ようとする。というかそうして進化しようとする。それは経験や技術を重ねたこと …続きを見る
光のなかに立っていてね 銀杏BOYZ
アルバムは1曲目から聞くのがミュージシャンの願いであるけれど、僕は「愛してるってゆってよね」から聞いた。CDをパソコンに取り込んで、興味の引いたタイトルをクリックしたから。
びっくりした。銀杏BOY …続きを見る