/ 2020/03/01
去年からズーカラデルのライブを見る機会が何回かあった。その時に感じたのは、初期のくるりのような文系ギターロックバンドが出てきたな、というものだった。
しかし今年リリースした初のフルアルバムにしてセルフタイトルのアルバムは、もはやこのバンドがそうした誰かのフォロワーであるという形容を無効化するくらいの名盤であった。これまでの集大成であり、新たな始まりでもあるだけにすでにリリースされていた曲も再録されているのだが、ニューヨークで新たにミックスされたその曲たちはミニアルバムのバージョンよりもはるかにロックに、そしてバンドらしく進化している。
その進化っぷりにこれからのこのバンドの未来にはドキドキせざるを得ないし、見た目は全くロックスター感のないメンバーたちだからこその選ばれたロックバンドが持つ魔法のような力を感じさせる。そしてこれはまだこのバンドの長くなるであろう歴史の「前夜」なのである。
関連記事
Rest In Punk HEY-SMITH
自分は忖度というものができない人間である。だからいくらYouTubeの番組に呼んでもらって、メンバーの方々と知り合いと言えるような存在になっても平気でフェスの時にHEY-SMITHと被っている他のバン …続きを見る
melt pop Conton Candy
その曲で地上波の音楽番組なんかにも出演したりしていただけに、もしかしたら「「ファジーネーブル」のバンド」、それとともに「ポップで可愛い感じの曲のバンド」というイメージをこのConton Candyに持 …続きを見る
君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 銀杏BOYZ
*『DOOR』と『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』は、僕の中では2枚組のファーストアルバムである。よって、この2枚には同じレビューが掲載されているが、そういう意図であることを理解いただけたら嬉しい。 …続きを見る
NERDS GONE WILD DEEGEEDOILS
日本では北方領土と毒殺とプーチンの筋肉のイメージしかない(そんなことない)ロシアで産まれたパンクバンドDEEGEEDOILSの6曲入りミニアルバム。普通に聴いたらUSのバンドと思ってしまうラモーン系の …続きを見る
永遠市 amazarashi
ほぼメディアに出ないために追っているファン以外には伝わっていないだろうけれど、実はamazarashiの2023年は色々あった。それを経ての、というかそんな中でも届けられた新作「永遠市」は「下を向いて …続きを見る