/ 2023/12/28
2021年のミニアルバム3部作をまとめた配信限定アルバム「Fresh Cheese Delivery」からも顕著であったが、メジャーデビューして以降はパンク以外のサウンドを取り入れてもっと広いフィールドへ向かうことを模索していたように見えたWANIMAは今、完全に定まっている。それを音として、作品として示すのがこの「Catch Up」である。
それは何が定まったかというと、完全に「パンクである」ということ。だからこのアルバムにはもちろん聴かせるような曲もありながらも、サウンドとしては力強いパンク、ロックを感じさせるものになっている。それは今まではアルバムに1〜2曲はあったエロさをテーマにした曲が今作には収録されていないところからも感じられるのであるが、それによって今までは誤解されたり、ナメられたりすることもあったであろうWANIMAの芯の強さと、ソングライターであるKENTAを中心とした3人の実直な人間性を感じさせるようになっている。
つまりは軽い兄ちゃんたちがやってるパリピな音楽というものとは対極にある、自分自身と深く向き合うようなサウンドこそが今のWANIMAの軸であるということ。そこにはPIZZA OF DEATHからデビューした頃の圧倒的なメロディの力、氣志團の綾小路翔をして「誰が勝てるんだ」と言わしめたオーラがさらに強く存在している。
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