/ 2014/10/23
サカナクションのやりたかったこととリスナーが聞きたかったものが最高の形で結実したアルバム。
このアルバムはバランスのアルバム。
先述の「サカナクションのやりたかったこととリスナーが聞きたかったもの」をはじめ、
アッパーになりすぎないクラブミュージック、曲の流れ、感情の起伏、その他もろもろすべてのバランス。
日々の生活にこのアルバムが溶け込んでいてもなんら違和感がない。ダマがない。
アンビエントではないのに、確かにクラブミュージックなのに、心も高揚するのに、アンビエントのよう。
ライブのような非日常的なアッパーな空間でもないし、葬式のような暗さもない。
本編最後が“朝の歌”という希望で終わっているのもいい。
正方形のように完璧な物体を「完璧」以外の言葉でたたえようがないように、
正方形のように完璧なこのアルバムを「完璧」以外の言葉でたたえようがない。
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