/ 2019/03/06
a flood of circleのアルバムは毎回新しくもあるけれどある程度型は決まっていて、それをひたすらにアップデートしてきたわけだが、今回は違う。
ブルース色が強い曲は佐々木亮介ソロに回し、バンドの持ち味の一つであるバラードも10曲目の「スノードームの夜」のみ。あとは「ハイテンションソング」という曲タイトルがあるように、ひたすらにロックンロールの絨毯爆撃。
それを引っ張るのは加入によって何度目かの初期衝動をバンドにもたらした青木テツのギターと佐々木亮介の稀代のメロディーメーカーっぷり、そして何よりもメンバーのロックバンドであることへの愛と誇りと意地。
このアルバムとこのバンドがロックシーン、いや日本の音楽シーンのセンターに立つことを願って。
関連記事
だから僕は音楽を辞めた ヨルシカ
本作『だから僕は音楽を辞めた』は、音楽を辞めることになった青年“エイミー”が、“エルマ”という人物に向けて作った楽曲である、というコンセプトのアルバム。だから『だから僕は音楽を辞めた』と『エルマ』は対 …続きを見る
ANDYSHANTY andymori
『愛してやまない音楽を』が2013年のライブを中心にセレクトされているのに対し、こちらは2011年のライブテイクを中心にセレクト。もちろんそれぞれにそれぞれの魅力があって、でも変わらずにandymor …続きを見る
ghosts My Hair is Bad
My Hair is Badの金字塔的な作品と言えば人によっては「narimi」であり、人によっては「woman's」だったりするだろう。でも今のマイヘアは同じ作品は作れないし、そもそも作る意味もない …続きを見る
BURST POP ISLAND Wienners
先日、SUPER BEAVERがインディーズからメジャーに復帰するというニュースが話題になった。SUPER BEAVERのように長い年月を経たわけではないし、かつてと同じレーベルというわけでもないが、 …続きを見る
Ceremony & Devotion Ghost
個人的に音を聞く前に完全にイロモノなイメージが先行していて、その割りには少しヴィジュアルに地味さを感じ真剣に聴かないままであったが、
アルバムが4枚ほど世にでて既に日本以外の国ではビッグな存在となっ …続きを見る