/ 2019/03/14
いわゆるカップリング曲、レコード時代はB面曲と言われていた曲が良いアーティストが好きだ。Oasis「The Masterplan」やチャットモンチー「表情」など、そうしたアーティストのカップリング曲をまとめたアルバムはオリジナルアルバムとはまた違った魅力がある。
これがキャリア2枚目のカップリング集となるPlastic Treeも間違いなくそんなバンドだ。「バンビ」や「Dolly」のような、なんでこれシングル曲じゃないの!?という名曲もあり、このバンドの実験性や遊び心、柔軟性を感じさせるインストやエレクトロな曲もある。それらが集まったこのアルバムは、変わり続けながら変わらなかったこのバンドの本質そのもの。
これまでにリリースしたシングルは41枚の軌跡。このご時世にここまでシングルを出せるバンドはそうはいない。
関連記事
アイラヴユー SUPER BEAVER
完全に時代そのものがこのバンドのものになってきている。今のこんな世の中だからこそ求められる、ストレートだけれど強い説得力を持った言葉と、聴き手の足を前に、先に進ませてくれるような突破力を持ったバンドサ …続きを見る
RAINBOW PIZZA 佐々木亮介
自分は佐々木亮介の作る音楽が好きである。それはa flood of circleというカッコ良いロックンロールバンドのボーカルでありメインソングライターであるというのが1番大きな理由なのは間違いない。 …続きを見る
ONE MORE SHABON 秋山黄色
CDを買ってきて最初に再生した時に真っ先に抱いた感想は「なんてノリにくい、複雑なリズムの曲とアルバムなんだ」ということ。こちらが乗ろうとしている通りのリズムで全然ドラムが鳴ってこない。だから聴いていて …続きを見る
セカンド THE KEBABS
デビューフルアルバム「THE KEBABS」も昨年のこの企画で18位にランクインさせたくらいに良いアルバムだったが、そのアルバムを聴いた時に少し疑念もあった。それは「即興性の強いロックンロールというス …続きを見る
FOREVER DAZE RADWIMPS
何かとRADWIMPSのファンとしては心中穏やかではいられない1年だったが、そんな中でもRADWIMPSはコロナ禍になったことを受けた楽曲を精力的にリリースしてきた。その中にはミュージックステーション …続きを見る