/ 2020/01/14
重み。
これだけだと自分の自己満足が過ぎるので補足。
ある意味において天下を取ったアーティストがそのアーティスト生命を燃やし尽くしてたどり着いた境地。その解散ライブ。発する音、声、MC、これまでの彼らの歴史のすべてであり、その熱量がこの薄い円盤に入っているという奇跡。人間の技術の進歩を超えたなにかを感じてしまう。この円盤は紛れもなく輝いている。円盤そのものがナンバーガールの熱に飲まれて今にも発火しそうなほどに燃え盛っている。4人の人生の歴史すべてが詰まったその重みでブラックホールが生まれそうなほどの空間を歪ませる力がこの円盤には渦巻いている。その、彼らの環境、歴史、思想、すべて。その重みを受けきれる覚悟があるものは聴け。
関連記事
Sliver & Gold Backyard Babies
2010年から4年に及ぶ活動休止を経て復帰後2枚目、通算8枚目のスタジオ・アルバム。初期のストレートなロックンロールに戻った前作からの流れを汲んだ一枚。前作ではまだ様子見感のあった、BYBらしい王道の …続きを見る
1985 ART-SCHOOL
5人編成になった今のART-SCHOOLのライブは凄まじいものになっている。それは木下理樹、戸高賢史、yagihiromiというトリプルギターの破壊力はもちろん、木下の今にして過去最高の歌唱力によって …続きを見る
WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース a flood of circle
去年のこのランキングの1位もa flood of circleの「花降る空に不滅の歌を」。この数年はリリースされるたびに1位に選出しているが、それはこのバンドが短いスパンでアルバムをリリースし続けてき …続きを見る
やっぱスーパーミュージックやねん 古都の夕べ
集団行動『SUPER MUSIC』に影響されたであろうタイトルの、新体制古都の夕べ3枚目のアルバム。一聴した段階では「過去作品の音運びと似ているなあ」という感想で、“高野登場 かたっぱしからけちらすぞ …続きを見る